二級峡
近所の未知なる場所今日は家族で近所なのに行ったことのない場所へ行きました。ここです。この橋、揺れてとても恐いです。しかし、凄いとこでした。まだまだ知らない場所があるなぁ。県の名勝「二級峡」は、広町と郷原町の境にあり、黒瀬川が浸食によってつくりだした美しい峡谷です。 『芸藩通史巻三』という歴史書に、「安芸国第一の滝なり」と書かれた二級滝を始め、何段にも及ぶ大小の滝と、S字形に曲がって流れる曲流とが約100メートルの落差を生みだし、その複雑な天然の造形美に思わず息を飲みます。 そして、もう一つの見どころはおう穴。これは、川底の花こう岩の小さなくぼみに入った砂や小石が、流水の勢いを借りてくぼみの中で回転し、長い年月をかけて岩を削ったためにできた穴です。「おう穴橋」の上流などに約80のおう穴があり、その出来方や成長過程が観察できる場所として、学術的価値も高いといわれています。 周辺は新緑や紅葉なども美しく、フランスで活躍した藤田嗣治画伯が、昭和11年にこの二級峡を描き、今でもその絵は広支所に大切に保管されています。また、二級滝は別名「大滝」とも呼ばれ、支流の「小滝」こと白糸の滝とともに、地元の人たちに昔から愛されています。