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車筆太

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2006年07月15日
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 まだ梅雨明けもしてませんが、気分は既に夏です。
 いや、本当にクソ暑い。
 暑いのが苦手な上に、クーラーも苦手なので、夏はシンドイ。

 さて、そんな夏ですが、1つだけ良いことがあって、この時期は納涼と称して、怪談物や心霊特集なんかがあって、ホラー好きには嬉しかったりします。
 普段はあまりTVを観ないのですが、この時期はテレビ欄のチェックは欠かせないですね。
 
 ところで、日記リンクをさせてもらっているHRSさんのところで、『着信アリ』や『リング』なんかの話題が上がっていて、はたと思い当たる。
 
 和製ホラーって観てないや、と。

 洋画に関しては、ロルフ・カネフスキーの『化け物屋敷と悪魔教授』を観て、やっぱバカだなぁと思ったり、最近でも『キラーモスキート』を観てガックリきたりしているワケです。
 ところが、和製ホラーに関しては、TV版『リング』で手応えを感じたのだが、それ以後の「Jホラー」ブームは、全く熱心に観ていない。

 一応、『着信アリ』は観ているのだが、これは三池崇史が監督だったから。『牛頭』も観ているので、これはちと方向性が違う。
 
 劇場版『リング』に違和感があったのは確かだが、観なくなった原因が何に由来するのかは分からない。
 菊池秀行が80年以降のSFXホラーの興隆に、「アホか」とコメントしていたのと同じ感情があったのかもしれないが、ここでは、一旦、この考察は措いておく。

 とはいえ、ここでも何度もホラーの話題を書いているし、ホラー好きの末席を汚す身としては、そもそも観ていなくっちゃ話にならんだろうと思い立ったワケです。
 ちょうど、夏なので、この機会に納涼の意味も込めて、ひと夏かけて和製ホラーを片っ端から観る予定を立ててみる。
 一応、読書日記なので、小説も読みたいですね。

 さて、「ホラー映画専門チャンネル」をテーマに設定しているので、意気込みだけでなく、映画の話題も。
 これまた、日記リンクさせてもらっているシザーマン5483さんが『スウィートホーム』の記事を書いていたので、17年の封印を破って、観ざるトラウマ映画を拝見。
 
 まぁ、内容はアレですよ。 
 黒沢清と伊丹十三の異質な個性がぶつかり合って、見事に融解。
 山城新吾のコミカルな役回りとか、どこに行きたいのかがイマイチはっきりせず。
 車椅子のシーンだとか恐怖表現に見るべきところはあるものの、やはり古舘伊知郎や伊丹十三の死に様(個人的には黒田福美がヒドイ目に遭っているのがショック)に目がいくのは致し方ないところ。
 溶けた?古舘がカクカクとストップモーションみたいに前進してくるところ、伊丹が溶けて?塵と化すシーンなんかですね。

 SFX総指揮に『エクソシスト』のディック・スミス。
 ここに特殊メイクで売ろうとする本気を感じるものの、ちょっとやりすぎの感も否めない。
 ディック・スミスといえば、『スパズムス 蛇霊の恐怖』なんかの特殊メイクも担当していて、今回の伊丹の鼻から牛乳なシーンだとか、こういう演出が好きだなぁと改めて感じ入ったりもする。
 FFあたりのゲームのラスボス風の間宮夫人も、ジンメンぽっく子供が背中にいたりしていいんだけれども、なんだかなぁと。

 そうそう、ディック・スミスは、我等がジョン・カーペンターの『スターマン 愛・宇宙はるかに』に、リック・ベイカー、スタン・ウィンストンといった大御所と供に参加してましたね。
 汁系の特撮はなかったけれども・・・。

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最終更新日  2006年07月16日 02時05分17秒
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