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カテゴリ:マンガ
以前、『マーベル・ゾンビーズ』の記事を書いた時に、手元に置いてなかったために書き忘れたことがあったのを思い出した。
『アメリカンコミックス スーパーヒーロークロニクル』の時に書いたように、アメコミについての知識は、ほとんどない。 が、スーパーヒーロー以外のジャンルの作品を知っていることを思い出す。それがアメコミの全体像にどう係わるかは知らない。 その作品とは、唐沢俊一が同人誌として出版した『恐怖の巨顔女』である。「アメリカンバカコミック」と冠されている。 発行は、2002年。 内容は、スーパーヒーローの本流から外れた、アングラもの、エロマンガ、マニア向けのマンガなどのB級マンガが数本、収録されている。 1本目は、文化大革命を茶化した『RED GUARD ROMANCE』。 “EXOTIC,EROTIC,NEUROTIC”を謳うアングラ・コミック誌『YOUNG LUST』に掲載された作品らしいので、エロシーンもあることはあるが、かつての三流エロ劇画誌に載っていた実用性のない作品群の系統だと思えばいい。 2本目は、題名にもなっている『HORRIBLY Beautiful』。 醜女の姉と美貌の妹の確執を描いたホラー。 題名でネタバレしているようだが、はっきり言ってそんなことはどうでもよく、この手のスカスカさが好きな人には好きな作品。 構図や絵柄、人物の動作・表情の古臭さが、スバラシイ。 貸本好きにも堪らないな。 なんとなく深読みできそうだが、まぁ、するだけ無駄だろう。 続いて、『THE ORIGIN OF ULTIMA』。 『ウルトラマンA』にエロネタを加えたと言えば直ぐに想像がつくような内容。いや、本当にそれだけ。 因みに、「合体」するとウルティマ・ウーマンになります。 最後は、『no-no UFO in MALE DOMAIN EARTH』。 78年に描かれたSFエロ同人誌。作者は、日系人のテッド・ノムラ。 アメリカのオタクの間ではカルト化しているようで、繰り返し新装版が出ているらしい。 司令官の名前がタマタマにキンタマ、宇宙船がホンバン号。 ハハハ・・・。 実はこの同人誌を読んで、『HORRIBLY Beautiful』も掲載されていた『WEIRD』が欲しくなったのだが、入手できず。 時期的にも、60年後半から70年代前半といいカンジ。 入手できたらできたで、そこから地獄が始まるんで、まだいいやと思う反面、やっぱり欲しい。 この先の荒野がどんなかは、また明日の話。 という訳で、つづく・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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