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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:ホラー映画、好きです。
以前観た『呪霊』『呪霊2』に続く、第3作目『心霊ミステリーファイル 呪霊3 呪いのエクソシスト』。
冒頭、岐阜県富加町の幽霊マンションの話題から始まる。 皿が飛んだり、ドライヤーが勝手に動き出したり、人影を見たりと様々な現象が起こり、随分と話題になった(覚えてます?)。 それにかぶるナレーションが、「奇怪な出来事が頻繁に起こり始めた。まさに日本のエクソシスト」。 いや、「ポルターガイスト」でいいんじゃないですかね。普通に。 続いて、除霊師A氏に寄せられた心霊現象の体験談(投稿?)を再現したものが、A氏のホストにより語られる。 意味不明の展開(脚本が悪いとも言う)で、見世物小屋的な恐怖描写とシュールな恐怖描写が交錯する1話目。 飛頭蛮のような焼死親子に憑依されて彼女の頭を引っこ抜こうとする彼氏がなんともな2話目。 恐らく本編の核となる3話目。 内容は、日本版『エミリーローズ』。とはいえ、除霊部分だけを切り取り、意外な結末を付けたエンターテイメント重視。 悪魔祓いじの死亡事故を防ぐために、バチカン公認のエクソシスト講座なんてものありますね。 ただ、展開がひたすら被害を言い募るだけってのはチョット辟易。 日本の田舎ホラーの典型ですな。 アメリカの郊外(郊外にも複雑な定義があるのだがここでは簡単に田舎と同義だと思えばいい。詳細は別の機会に。)における恐怖と、日本の部落における恐怖が陰湿さと閉塞感に直結するというのを対比してみると面白いかもしれない。 顔面ひび割れの造型や『エクソシスト』を意識した演出も悪くはない。 父親が出張中の家庭、幼い子供、幽霊と題材は抜群にいいものの、如何せん演出が不味い4話目。 本当に、もったいない。 ところで、副題の「呪いのエクソシスト」ってなんでしょうか。 エクソシストが呪われてたらダメでしょう。 <オマケ> PCにあった送信者不明のメールアドレスにアクセスするとそこは見知らぬ不気味な部屋だった・・・という『キューブ』ちっくな話の『メール in the site』。 全身ラバーボンテージで鉄の爪の怪人は、動きがトロくて弱っちいにも関わらず、この空間の恐怖の象徴。 『呪怨』のトシオ君も特別出演。 重要なはずの、この空間のルールも全く練ってないようだ。 脚本はかろうじてミステリー仕立てだが、このコミカルさは何?正直、始終苦笑いでしたけど。 以前観た『幽霊インタビュー』の心霊ドラマ版といったところでしょうか。メイキングもあるので、大谷みつほファンにはいいですね。 日本刀と美少女というのは『BLOOD THE LAST VAMPIRE 』を狙ったのでしょうか。 「ツギハギ」ホラーの典型ですが、個人的には最初に死ぬ人の形相が異常に怖かったですね。 いい役者さんです。 相変わらず、パッケージはいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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