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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:ホラー映画、好きです。
それ以前にも、山田風太郎の『笑い陰陽師』や荒俣宏の『帝都大戦』などなどがあったが、本格的に平成の世にブームを巻き起こしたのは、夢枕獏の『陰陽師』、そのマンガ化である岡野玲子『陰陽師』であり、その先に映画版の『陰陽師』があったようだ。
おかげで、京都に住んでいたときに清明神社も訪れたりしたものだ。 小さい神社なので、普通は気が付かんわな。 さて、この『陰陽師 呪詛返し』、制作が映画版と同じ2001年の制作で、御覧の通り、陰陽師ブームに一発当て込んだような作品。 ただし、こちらは安倍清明のような官人ではなく、「隠れ陰陽師」(民間陰陽師のことか?)が話題の中心となる。 陰陽道の簡単な知識も散りばめられていて、入門にはいいかも。 セーマンドーマンに始まり、「苗族法草鬼呪符」なる呪殺のお札、針法なる禁断の呪い(禁断ながら最後に解説アリ。実用的です。)まで、様々なのが登場する。 内容だが(以下、ネタバレあり)、各章の題もおどろおどろしくて雰囲気が出ている。 しかし、その1話目「呪術VS呪術」。 ある日、駅で投身自殺する男性。 背景には、父親の会社の倒産、両親の死があり、その死を探っていくわけだが、結論で腰が砕ける。 オカルトおたくの友人との「呪いごっこ」って。 呪詛返しの呪符を捨てたため呪死したのに、「自殺するためだったのだろうか」と言われてもねぇ。無理があるッス。 その後、定番の「呪われた家」の話、お参りしたら蠱毒による犬神に憑かれた話(実話系の少女マンガでは定番かな)、トラディショナルな呪いの方法・丑の刻参りの紹介が続く。 そして、オオトリ。 現在進行形で呪われる少女の話。章題も「呪詛返し」。 封筒に「呪」と書かれた紙が送られてきてから身体に異常が出始めたとういうもの。 途中、負のプラシーボ効果の話が出てきて、依頼人自体が「それは違う。呪いです。」って断言しちゃう辺りが弱いなぁ。この状況では、説明が付いてしまうのがなぁ。弱い。 『奇跡体験アンビリバボー』のコレくらいは参考にしましょう。 以降は「隠れ陰陽師」が登場して、呪いの元凶をソナーしたり、呪詛返しを行なったり、結構盛り上がります。 呪詛返しで呪いを跳ね返された人物が実は・・・というミステリーの要素もあって面白い。 個人的には、厚顔無知なスタッフの頭の悪く、無神経な発言が良かったですね。マスコミ批判も入ってるの? 野村某に似ているような・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月12日 23時51分47秒
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