チョロチョロと更新。
　昨夜は寝てしまったので、サクッと。ネタバレあり。
　　
　ゾンビVS自衛隊を想像する『ゾンビ自衛隊』。
　特殊部隊VSモンスターというよくあるモンスターパニックの変奏曲。というか『ラプター・アイランド』とか『プテラノドン』と同じ趣向。硝煙、閃光、薬莢までＣＧという安さは、通底するものがありますね。
　因みに、冒頭ズッコケるのが、ゾンビに襲われる自衛隊員の首から吹き出す血もＣＧなこと。しかも、フィルムに直接に赤ペンで書いたかのような安さ。それ以降にこれがない（腹破裂はＣＧ）ところからすると、後で書き足しましたな。アテレコもあるし。　
　冒頭にＵＦＯがフラフラと墜落してきたりするので、もちろん思い出すのは『ワイルド・ゼロ』。こちらも、『スキャナーズ』のようなゾンビの頭部破壊シーンをＣＧで描いてましたね。見比べると面白いです。
　
　「エース！ロッケンロールを信じろ！」

　ＣＧ尽くしと思いきや、メイクは食事中は見ないで下さいという感じのグロさ。ミソも腸も目玉もハミ出します。しかも小汚い。
　ロメロ三部作、『サンゲリア』『死霊のはらわた』『ブレインデッド』『地獄の謝肉祭』『バタリアン』へのパロディ（オマージュといっていいかは不明）に溢れているので、ゴア描写はそれなりじゃないとね。
　
　美少女（渡瀬美遊）と迷彩服と日本刀はこれまた『BLOOD THE LAST VAMPIRE』でしょうね。
　＋サイボーグ兵器も、ソッチ方面の人たち狙いでしょうな。
　怨霊少尉とのドニー先生ばりの早回しな殺陣もいいです（ワイヤーアクションもバッチリ）。『VERSUS』っぽい？
　カタルシス解消のための首チョンパにも貢献してますしね。

　ラスト５分あたりで特撮ヒーローのノリ（ナレーションとか）になるんだけど、これの元ネタが分からん。
　
　憂国談話から始まり、軍艦マーチでシメる。これがメインのストーリーっぽいけど、違うでしょうな。

　「タコちゅー　あべしー」

　　　　　　
　　　　　　　↑グッときます。
　
　おまけでもう一本。
　たまたま観た『アキハバラ＠ＤＥＥＰ』の第７話「アキバ・オブ・ザ・デッド　オタクゾンビを撃退しろ！」。最初の１０分ほど観てませんが。この辺りの運は強いのですよ。他の回観てませんし。
　
　出演者がまずいいですね。
　映画版もあるようですが、出演者で負けてます。問題ですな。
　
　内容はダンボがゾンビになると単純（ゾンビ部分だけね）。
　「ダンビ」は吸血鬼みたいに十字架が弱点だとか、心臓に杭を刺せば死ぬ、とかの情報をパソコンの掲示板で収集するところとか、うまい棒とか、笑えます。
　人間関係は全くワカランが、そんなこと関係なく、掛け合いなんかも面白い。ドラマは全く観ないけれど、深夜枠だとたまに当たりがあるんだよな。あなどれん。
　
　因みに、『ショーン・オブ・ザ・デッド』のパクリとか、キョンシーのパロディとか、早朝のアキバを徘徊するゾンビの群れとか、サイコーです。
　これだけのためにＤＶＤ－ＢＯＸを買おうかと思ったくらいですもの。