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車筆太

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2007年08月29日
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 昨夜は六年ぶりの皆既月食だったようですが、果たして一部始終を観測することのできた所はあったんでしょうか。

 まぁ、それはさておき、録画しておいたカスペ! ほんとにあった怖い話夏の特別編2007前世の謎を解く心のミステリーツアーSP」を眠い目をこすりながら観たんでその感想を一応。
 他人の前世など興味がないので、そこはパス。
 真面目にやっているんで、いまいち盛り上がりに欠けますしね。この前世治療の人もキャラ立ちが弱くて、インパクトに欠けます。
 
 投稿からの再現ドラマは、なかなかのデキ。
 それもそのはずで、『ほん怖』ではお馴染、脚本に三宅隆太、演出に鶴田法男のクレジットが。さすがにベテランに任せるとうまいわな。
 『幽惑ドライブ』では定番の乗り込んでくる幽霊を、無難にまとめてあります。個人的には、特定の場所では異常に映るというシーンが好きなんでこれは良かった。
 山奥じゃなければ、別に普通ですからね(そうでもないか)。
 
 真夜中の山道をトボトボと。不審に思いながら車で追い越す。
 
 中川翔子主演の『霊の通る家』では、下から二階を見上げるカットと二階から見下ろすカットを交互に挿入することで不安感を煽っていて、うまいなぁと。観てると段々と二階に対する恐怖感も出てきます。
 定番ですが、二階から駆け下りてくる音にはゾクッとしましたよ。
 
 二階を見上げる。二階から見下ろす。

 最後の『真夜中の病院』では、滑稽さと恐怖は紙一重だというのを如実に表現したこのシーンでシメ。
 
 来る~♪きっと来る~♪
 キター!
 
 絶妙の間から出てきたのがこれで、正直吹き出しました。
 『首吊り気球』の脚本を書いた三宅隆太の本領発揮でしょうか。

 さて、全体のデキですが、『魔界潜入!!怪奇心霊[秘]ファイル』のときにも書いたけれど、やっぱり構成が弱い。
 前世治療、浄霊、再現ドラマが交互にダラダラと続くんで、散漫になっているのがねぇ。再現ドラマで切り替えというカッチリとした構成のほうがよかったような気がする。再現ドラマ→浄霊の流れの間に、別の再現ドラマを入れたりはダメでしょう。
 ただ、前者と比べると、格段に良かったです。
 
 <追記>
 上では、「私を呼ぶのは…?」について全く触れてませんが、デキが悪かったのではなくて、冒頭のあたりの録画がうまくできていなくて、観てません(涙)予告の画像を観る限り「赤い服の女」が登場していたようで、見逃したのは本当にイタイ。





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最終更新日  2007年08月29日 08時07分29秒
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