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テーマ:今日のこと★☆(106273)
カテゴリ:困ったときには、日記で。
今日は、いきつけの歯医者へかかるために名駅へ。
早速、キャッチのお姉さんに声をかけられる。 どうも声をかけられやすい体質らしい。 以前、『ついていったら、こうなった』を読んだときには書きませんでしたが、昔からキャッチなどには縁がある。 大きなところでは、当選詐欺と絵画商法のマッスルドッキング。 これは京都で学生をやっていたときの話。 まずは電話で「~が当りました。つきましては手続きのため某所までお越し下さい。」とくる。 えぇ、この頃はまだインターネットも普及しておらず、呼び出されるわけです。しかも何が当選したのか具体的に聞いてもどうにも要領を得ない。なにやら高額なもののようではある。 もらえるものならいいやとばかりにわざわざ大阪まで出向く。主眼は古本屋だったんですけどね。 ところが、指定されたビルにゆくと、何故だか絵画を見せられる。 一通りみた後、お姉さんは「どれが良かったか」と聞いてくる。 適当に選んで指差すと、怒涛のセールストークが始まり、いつも間にか絵画を買わないかという話になっている。 しかも電話であった当選云々は、どうやら買い物やら旅行やらの代金が割引になる権利が当りましたよということ(意訳)だったらしい。つまり、この絵画を買えばそういう特典がつくというだけの話だったのだ。しかもそれがついているせいで60万もするという。 なるほど、当選商法だわ、これは。 当選と聞けば嬉しいわけで、その心理をついて本丸である絵画の購入・契約をもちかけるのが本筋というわけだ。 さて、どう逃げるか。 ここまでノコノコ誘き出されている以上、時間がないんすわは通じないだろう。となれば、金がないだな。 ところが敵もさるもの。 「お金がな・・」あたりで学生ローンがあるんですよと切り出してくる。フム、ここまではマニュアルにあるか。 その後も金がないと言い張る私に、誉めそやし、他人事なのに大丈夫ですと根拠のないことを言ったりする。 そもそも金がなくてローンにするのに、買い物代が割引になるというのがヘンじゃないかとの訴えも、親が使えばいいと一蹴。 うーむ、この人にはすでに金を吐き出す機械にしか見えとらんかと諦め、疲れ果ててきたのが到着して2時間。 この時はキャッチ初戦で長く感じたものの、大体この手の商売では標準といか、必要な時間のようだ。何時間もしゃべってられるのだからお姉さんの体力には脱帽する。 疲労困憊、満身創痍の状況を鑑みて一発勝負にでることに。 相手の隙を衝く作戦だ。 「どんな契約書を書くんですか?」 これにはお姉ちゃんも大喜び。当然だ。契約に一歩近づいたのだから。喜び勇んでお姉ちゃんが奥の事務所に消えた刹那、何食わぬ顔で席を離れ、ビルから出た。 九死に一生を得たのである。 初戦ということで無様な逃走劇に終わったが、書籍で読んだのでは分からない独自の雰囲気を味わうことはできた。 ともかく、雰囲気に飲まれずにいかに冷静でいられるかこれが重要。そしてはっきり言おう「帰ります」 さて、上のような当選詐欺は何も場所は問わない。 例えば、USEN(の代理店)による当選商法。 詳しくは、箱の中は全部2等?サウンドプラネットを参照。 実はこの当選商法には、私の弟、親戚までがひっかかっていまして、最近までまだ見かけました。 古典的な方法なんで引っ掛かるわな。 USEN自体、特定商品取引法、消費者契約法に抵触したりと、どうもあまりいい話は聞かないんで、小銭稼ぎの一つでしょう。 他にも、布団の訪問販売のお兄さんの進入を阻もうとしてドアに足跡をつけられたり、契約寸前で断って訪問販売英会話学校のお兄さんに罵られたりと、なかなかに散々な目に遭ってます。 それもこれも、時間がある限りは話を聞いてあげようという優しさと訪問販売への好奇心が裏目に出ているようでして、結局、最初からいらなかったり、忙しくなったりで断るんですが、そこまで引っ張られて断られるほうも堪らないんでしょう。 こちらとしては人間観察ができて楽しかったりはしますが。 ということで、今回の件。 冒頭のお姉さんには悪いですが、歯医者の時間がギリギリに迫っていたので、あっさりスルー。 「違いますよっ♪」 と言っていましたが、様子を見ていた限りでは男性しかもスーツはスルーという偏った声のかけ方で、 「あンた、背中が煤けてるぜ」 ひとつさらせば 自分をさらす ふたつさらせば 全てが見える みっつさらせば 地獄が見える 見える見える 墜ちるさま お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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