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車筆太

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2008年03月21日
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カテゴリ:ニュースも時々
 まともに新聞も読んでなかったので、チョロチョロと各新聞社のページを徘徊する。こういうのはまとめて読んでもダメだな。
 目が疲れた。
 
 気になった記事は、

 SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去
 
 5、60年代のSF映画は好きだけれど、実のところほとんどSF小説は読んだことはない。クラーク御仁の作品も『2001年宇宙の旅』『幼年期の終わり』しか読んでませんし。
 「フクシママサミ」と聞いても、福島正実ではなく、ふくしま政美がまず頭に浮かびますからね。
 因みに、肉弾激画以前、初期の青春アクションもの、任侠モノを描いていたときは本名の福島政美名義で、GRAND PRODUCTIONの新鋭でした。真崎・守も同じくグランド・プロの名義で描いており、協力として福島政美の表記がみえます。

 それはさておき、『2001年宇宙の旅』『2010年宇宙の旅』に続き、『2061年宇宙の旅』『3001年終局への旅』と続編があったんですね。『2010年宇宙の旅』はなんとか映画があるから知ってましたが。
 
 

 映画はキューブリックの独壇場で、小説版にも徹底的に管理が入ったという話だから、何か思うところがあったんでしょうか。
 何はともあれ、ご冥福をお祈りします。合掌。

 【鈴香被告】死刑回避の理由は

 二人殺して死刑にならないのは何でだろうと思っていたらこういう理由だったのね。
 記事にもあるとおり「あいまいな被告の心情を斟酌・重視」するならば、裁判官がどこを向いているかで決まることになる。恐らく今回の裁判官は死刑の方を見ていない裁判官だったのだろう。
 
 個人的には、今回のように冤罪の可能性が皆無で、殺人にいたる「斟酌すべき事情」が客観的にみて希薄ならば、「一人殺したら死刑」でいいのではないかと思う。
 そもそも一人ならセーフで、二人ならアウトだとか、心身喪失・耗弱のため39条により無罪だとか、どうにも分かり難い。
 
 ただ、これはこれで問題もあって、39条には様々な問題があるし、「究極の刑罰」としての死刑も、附属池田小事件の宅間守や小1女児誘拐・殺害事件の小林薫のように、死刑を望む者もいる。これでは、死刑は自殺幇助に過ぎなくなる。
 かといって、拷問や残酷刑は憲法36条により禁止されている。
 
 死刑そのものの是非についても、闊達な議論がありえるだろう。
 法務大臣・鳩山邦夫の「大臣によって死刑を執行したり、しなかったりするのはおかしい。自動的に出来ないものか?」を感情的・反射的に報道していまいち反応が悪かっただとか、国連総会で死刑執行停止を初採択したことを大きく報道して流れをもってこようとしたりする表面的なものではなく、感情論やキリスト教的倫理観によらない真摯な議論があるべきだと思う。
 
 そんな中、来年には「国民の感覚が裁判に反映される」という建て前だけの裁判員制度が勇み足で始まる。
 まだまだ議論すべきことは山ほどあるというのに・・・。





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最終更新日  2008年03月21日 22時15分16秒
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