誇り高き遊び人魂

久しぶりに広島に出張で行ってきました。

以前広島で半年ほどレギュラーのお仕事をいただいていたので毎月通ってはその日は流川のクラブやBARで遊んでいました。
それ以来広島にはありがたいことにお友達が沢山できて、出張で行く度に遊んでいただいてます。
今回も充分日帰りで帰れる予定ではありましたが、そこはそれ・・・・ねぇ～（笑）
ちゃんとホテルも予約しましたよ！！

レギュラーのお仕事をしていた頃に仲よくなったオネーサンとオニーサンがお店を始めていたり、仲のよかったディレクターが転職していたり、仲良しのオペレーターさんが会社で偉くなっていたり・・・色々とありましたが久しぶりに楽しい夜を過ごさせていただきました。

私は雪山に行く時ももちろんそうだけど、こういった出張に行く時には必ず本を１～２冊持って行きます。

今回はこれ！



舞台は今自分が住んでる京都ということもあって、なにげに本屋で手にとったわけなんですが、最近ミステリーか、エッセーしか読んでいなかった私にとってはすごく刺激になる本でした。
内容は、ん～ファンタジーと言ってもいいのかな～（笑）
文体は少しレトロな語り口調で書かれていますが、そのレトロな文体と物語がすごくマッチしていて、サクサク読めてしまいましたね。

物語は男子大学生と、その彼が恋い焦がれる後輩のチョット（だいぶ）変ったお酒の大好きな清楚な女の子の２人の語りで進められます。

彼は恋い焦がれる彼女を追いかけて色んな変な出来事に巻き込まれていってしまい、彼女はそんな先輩の熱き想いも知らず、ノホホ～ンと知らず知らずに色んな難関を乗り越えていってしまうんですが、特筆すべきは作者のへんてこりんな世界観！！
そしてそのへんてこりんな世界観を描ききる文章力。
私も読みながらそのへんてこりんな世界を頭の中で想像しながらサクサクと読み進んでしまいました。
できればこれだけの世界を作り上げてしまう作者の頭の中を一度覗いてみたいものです。（笑）
一言で言ってしまえばラブストーリーなんですが、彼が後輩である彼女とデートにこぎつけるまでの苦難の数々が想わず「ププッ！」と吹き出してしまうようなファンタージーな世界なんです。
いや～久しぶりに新幹線の中でニヤニヤしながら本を読んでしまいましたよ～