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カテゴリ:本のお話
ずっと本は読んでるんですが、最近特に読みたい症候群になっています。(笑)
仕事へ行く電車の中が中心ではありますが、雪山へ行くにも必ず持っていってしまいます。 で今回は伊坂幸太郎の「砂漠」を読みましたよ。 伊坂幸太郎の本は今までにも色々読みました。メジャーなところだと映画化もされた「陽気なギャングが地球を回す」でしょうか。。。 この作品は映画もみました。 キャスティングが絶妙でしたね~ 個人的に大好きな作家さんなので1年半振りの長篇書き下ろしってことでかなり期待しておりました。 とは言うものの全然予備知識無しで読んだんですよね~ 本屋に平積みされていて帯に「砂漠に雪を降らせてみよう!ファン待望、著者1年半ぶりの書き下ろし長篇!!」なんて書かれているものだからつられて買ってしまいました。 先に言っておきますがもちろん買って正解でしたよ。(笑) この作品はいつもの伊坂幸太郎作品とはちょっと違う青春物語になっています。 もちろんミステリー要素も入って入るんですがね。 物語の中心になるのは大学に合格したばかりのどこかちょっと醒めた大学生の北村君と同じ学部の宴会で知り合った今まで付き合ったこともないタイプの仲間達。 各々キャラもしっかり立っている。 彼等が「社会」と言う「砂漠」に出る前の大学生活で色んなことを体験して色んな事件に遭遇し乗り越えて大人になっていく様を描いている。 若い頃ってみんな色んな経験をしたと思うし、色んなことを考えていたんじゃないかな~読みながら「俺はたぶんこいつらの中なら西嶋タイプだったのかな~」とか「仲のよかったあいつは鳥井タイプだったな~」とか、昔を懐かしむこともしてしまいました。(笑) 物語の中で主人公である北村君も最初は何処か醒めて学生だったのに彼等と付き合うようになって精神的に大人になっていく様がしっかりと描かれていて・・・ そんな彼等の行動を大人の僕はなんだかハラハラしながら読み進めてしまいました。(笑) 大人の人達には何処か懐かしく、そして若い人には新鮮な青春物語として読める作品だと思いますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年04月07日 12時42分30秒
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