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カテゴリ:本のお話
最近ヒマにまかせて本ばかり読んでいる私ですが、みなさんは宝島が主催する「このミステリーがすごい」をご存知だろうか?
本をよく読んでる方はご存知だろうし、本屋さんによく行く人なら「このミス第1位!!」などと書かれた本にかかった帯を見たことがある人は多いと思う。 「このミステリーがすごい」についてはHPを見ていただくとして、 今回は第4回「このミステリーがすごい」の大賞受賞作品「チームバチスタの栄光」 と関連作品について・・・・ 作者は海堂 尊(かいどう たける)さん。 大学病院を舞台にしたメディカルミステリーなんですが、海堂 尊(かいどう たける)自身元々外科医ということもあり、 手術の描写がとてもリアルというか手術なんて映像でしか見たことがない私にもすごくわかりやすく書かれてます。 しかも登場人物たちのキャラがすごくたってるんです。 主人公の田口、そしてその田口を支える白鳥。このコンビとは口喧嘩はしたくない!と真剣にしゃべることを生業としている私が思いましたね。(笑) ってか、たぶん筆者の海堂 尊(かいどう たける)と口喧嘩しても負けるんだろうな~(笑) とにかく田口にしても白鳥にしても理論的で喋るのが上手い。 彼の書いた作品は全部で4作。 二作目が「ナイチンゲールの沈黙』 三作目が「螺鈿迷宮」 4作目が「ジェネラル・ルージュの凱旋」 なんですが、すべて読ませていただきました。 はっきり言うと海堂 尊(かいどう たける)が書くキャラクターはほぼすべて口が立つ!!(笑) 海堂 尊(かいどう たける)氏がすごく頭がいい人なんだというのがよくわかります。 頭のいい人の書く文章ってちょっと理屈っぽくなったり、イヤミになったりするんだけど、 その辺りは上手くキャラクターの人間性にかぶせてしまっている気がしますね。 出てくるキャラクターがイヤミな人間ならものすごく嫌なやつに描かれているし、 なんか理屈っぽいけどどこか憎めないキャラはそのように・・・ いやもちろん表現力が豊ってことなんだけど、それがしっかりと文章によって描かれるっていうかキャラクターの喋る言葉ににじみ出てくるんですよね。 海堂 尊(かいどう たける)の本はすべて理論的に整理されてすごく読みやすい。 メディカルミステリー・・・医療現場なんてそういう現場で働いていなければなかなか現実に見れるもんじゃないじゃないですか? だからちょっと読むまで腰が引けてたんですけどね・・・ サクサク行きましたよ~~~~(笑) まだ読んでないという方はぜひ!!おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年04月15日 01時12分33秒
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