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カテゴリ:本のお話
漫画好きです。
いきなりなにを言い出すのかと思えば、いい大人が「漫画好きです。」かよ~ そんな事言わずに・・・(笑) 好きな漫画家さんはたくさんいますが、この人は私が好きな漫画家さんTOP3に入る人です。 その方の名前は吉田秋生さん。 彼女の作品で一番最初に読んだのは確か「カリフォルニア物語」でした。 それ以降も「河よりも長くゆるやかに」、「櫻の園」、「バナナフィッシュ」、「夜叉」などなど・・・ 数多くの作品を残されています。 個人的には「バナナフィッシュ」と「河よりも長くゆるやかに」が大好です。 NYを舞台にしたハードボイルド作品「バナナフィッシュ」。 普通の男子高校生3人組の学生生活を描いた「河よりも長くゆるやかに」。 全然テイストの違う作品だけど吉田秋生の独特の世界がそれぞれの作品ではしっかりと描かれています。 彼女の描く世界ってどこかすさんだ空気が漂うんだけど、絶対にその物語の中には救いがあって、 その救いによってその物語がすごく温かく引き締まったものになるんですよね~ さてそんな吉田秋生さんの最新作が発売になりました。 前作の「イブの眠り」が個人的にはちょっと消化不良気味だったので、 よくも悪くもドキドキしながら読み始めました。 「バナナフィッシュ」「夜叉」「イブの眠り」はすこしづつ繋がっていたり、 ハードボイルド作品というくくりでもテイストが少し似ていたんですが、 今回の「海街diary1 蝉時雨のやむ頃」はその3作品とは全然テイストの違った物語になっています。 久しぶりにちょっとほんわかした吉田秋生作品です。 今回の舞台は神奈川県の鎌倉で、3姉妹に降って湧いたように妹ができるところから話が始まります。 この3姉妹もそれぞれ個性派揃いで楽しませてくれます。 たしかにこの話も若干すさんだ空気はあるんですが、全体的にはすごく家族愛に満ちたお話しになっていて 個人的には早く続きが読みたいと思ってます。 帯には「吉田秋生が新境地に挑む」なんて書いてありましたが、 個人的には昔の作品のテイストに爽やかさが加わったな~ってな事を感じています。 ん~次の作品がホントに楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月03日 02時05分57秒
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