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カテゴリ:本のお話
登美彦氏というのは作家の森見登美彦氏のことです。
以前このブログで「夜は短し歩けよ乙女」という作品を紹介したした。 その作品を書かれたのが森見登美彦氏なのです。 今回は森見登美彦氏の「四畳半神話大系」について。 この物語は四つの物語からなる短編と思ってください。 ただしただの短編じゃ~ございません!! まず一人の男子大学生の話なんですが、この男子大学生が大学入学時に興味を持ったサークルが四つありました。 それぞれのサークルを選んだ時の違った学生生活について書かれているのです。 つまり、皆さんも経験があるでしょう? 「あのときこの大学に入っていたら・・・」とか、 「就職のときこっちの会社に入っていたら・・・」とか、 「あの彼女と別れていなければ・・・」とか思ったこと・・・ そんな誰もが口に出さなくとも一度は思ったことがある妄想を一つの小説にしたのがこの本なんです。 ただ人間ってのは入るサークルが変わったからといって行動パターンが全く別の人間になれる訳じゃありません。 行動パターンが似てくること、言い草が似てくることなど多々ある訳です。 なのでこの四つの話の中には全く同じ文章が幾度も出てきますが、何度読んでも飽きささない森見登美彦氏の文章力や絶賛に値します。 ま~よくもこんなくだらない大学生活を描いたものだというバカバカしさを感じながらも読み進めてしまう物語の展開の速さ、どれもこれも素晴らしい。 森見登美彦氏自身大学時代にそうとう色んなことを経験されたんでしょうね~ ええ~私もいろいろと経験しましたとも! おかげで今じゃこんなにも・・・・ このあとの言葉が続かない・・・口が裂けても立派と言えない自分が腹立たしい。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月08日 23時34分43秒
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