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カテゴリ:本のお話
金城 一紀「映画編」 読みました。
個人的にあまり短編は読まなかったりするのですが、この小説は映画にまつわる5つの中編によって構成されています。 それぞれが独立した話しにもかかわらず、最後で全てが繋がるという構成にドキドキしながら一気に読んでしまいましたね~ 最初の話しが「太陽がいっぱい」ですが、この話しは作者の自伝的な話しを小説にしているのかな?と思わせる部分があったりして非常に興味深く話しに入っていくことができたんですよね~ そうかと思えば二つ目の話しでは「ドラゴン怒りの鉄拳」というブルース・リーのお馴染みの映画をモチーフに一人の未亡人と若いビデオ屋の店員のロマンスの話しだったり・・・ で、三つ目の話しは・・・ 全部ここで書いちゃうと面白くないですよね~(笑) さっきも書きましたが一つ一つは独立した話しなのですが、全て「ローマの休日」という映画に繋がっていったりするんですよね~ そして一つ一つの話しに作者のメッセージがしっかり詰まっている作品だと思います。 最近疲れてるな~とか、俺の夢ってなんだろう???なんてちょっと行き詰まっている人がいたなら是非読んでみてください。 きっと作者からのメッセージが読み取れるはずです。 えっ?オマエはそんなに今、弱っているのかって? 男もこの年になると色々あるんですよ!!(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月26日 23時34分12秒
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