テーマ:旅するシーカヤック(153)
カテゴリ:あるく、みる、きく
10年前の、那覇ー慶良間_アイランドホッピングツーリング(主催:沖縄カヤックセンター)。
初めて訪れた沖縄のシーカヤックツーリングで、フェザークラフトK2のバウとスターンを4日間一緒に漕いだYさんと、10年振りに再会することとなった。 *** このツーリングで、数日間の連泊キャンプツーリングの楽しさ、フォールディングカヤックを使った『行きっぱなしの旅』の楽しさに目覚めた。 また、大きな外洋のうねりのなかでも、フレキシブルな構造で波のエネルギーを吸収するため安定しており、荒れた状況でも安心して漕ぎ進むことのできるフェザークラフトの良さを知り、いつかはフェザークラフトを買って『瀬戸内横断』をしようと決意した、私のカヤックライフにとって大きなターニングポイントとなった、思い出深い旅である。 ↑ バウがYさん、スターンが私。 一緒にツーリングに参加した方から送っていただいた写真。 あのツーリング以降、毎年、年賀状のやりとりがあり、機会があればぜひ会いたいとは思っていたのだが、なかなか実現することができなかったのだ。 *** 以前日記にも書いたのだが、正月休みに、古いマッキントッシュの写真を整理していて、偶然発掘した中にその時の写真を発見。 なつかしく思って眺めているうちに、なぜだかとても会いたくなってきた。 年賀状に書いてあるアドレスにメールして何度かやりとりさせていただき、忙しいYさんのスケジュールが調整できた2月3日(土)に、関西に会いに行くことになった! *** ↑ ツアーをご一緒させていただいた方からいただいた、一番お気に入りの写真。 夕方、待ち合わせの時間。 駅前のロータリーに行くと、後ろ姿ですぐに分かった。 握手をし、挨拶を交わす。 10年振りの再会! 今日はまず、Yさんの愛車で少しドライブし、クルマを家に置いて、飲みに行く予定になっている。 *** その愛車は、『BMW_M6』 BMWのモータースポーツ担当子会社で企画&デザインされた、スポーツ志向のMシリーズの最高峰! F1譲りの500馬力を越える出力を絞り出すV10をインストールした、ソフィスティケートされたモンスターマシンである。 湾岸高速を走る。 パッセンジャーシートに座っていても、その良さが伝わってくる。 エンジンサウンド。 シルキーシックスと称されるBMWの6気筒とは違い、野性味さえ感じさせる迫力のあるエンジン音がキャビンの中まで伝わってきて、いやが上にも走り心を刺激する。 クラッチレスMTとなる7速SMGは、通常の使用ではシフトショックは皆無できわめてスムース。 それに加えて、シフトダウンの時にブリッピングしてエンジン回転を合わせてくれるのも気持ちいい。 さすがに大開度の加速中にアクセルオフすると、ごくたまにバックアウトショックはあるものの、50kg-mを越えるトルクを扱っているのだからご愛嬌だ。 また、アクティブサスでは無いと言うが、コーナーリング時のロールも、ブレーキング時のノーズダイブも少なく、車両挙動が安定している。 道路の継ぎ目を越えた時に感じられるボディ剛性の高さも特筆もの。 さすが、ドライビングマシーン。 *** 南港の路肩にM6を停めると、『ちょっと運転してみます?』 『いいんですか? じゃあ、少しだけ運転させて下さい。 普通に運転しますから』 ホールドの良いシートを調整し、スタートスイッチを押してエンジンを始動する。 クルマはほとんど居ないとはいえ、ここは一般道なのに加えて、完熟走行もできないので、安全第一に徹した、ごくごく普通の運転。 それでも、Mシリーズの最高峰であるM6の実力を体で感じることができた。 これまで、3シリーズ、5シリーズは運転したことがあるけれど、さすがにMシリーズは初めてだったので、ATとSMGの違いを含めて、貴重な体験ができた。 *** ↑ アイランドホッピングツアーでは、美しいチービシで海亀の産卵も見ることができた。感激! クルマをYさんの隠れ家のガレージに収め、シンプルだがこだわりを感じる部屋で一息入れる。 共通の知人の近況や、仕事でも忙しいYさんが入れ込んでいると言う、沖縄のサバニレースの話し、ケラマ以外の沖縄でオススメの海域など、様々な話しで盛り上がる。 *** 心斎橋のショットバー。 Yさん行きつけの店である。 Yさんの知人も集まり、ビールで乾杯! 10年前のツーリングの話し、瀬戸内でのカヤックツーリングの話題、瀬戸内カヤック横断隊の話し、Yさんが参加したと言う沖縄ー奄美のフェザークラフトを使ったエクスペディションの話し! 同じフネを、様々な状況の中で4日間一緒に漕いだ仲間。 10年間のブランクなんか感じない。 リラックスした雰囲気で、楽しい会話で、懐かしい思い出話で、まるでいつも会っているような気さくな雰囲気で盛り上がる。 Yさんもヨットをやっており、店のオーナーも、その時に来ていたお客さんもヨットが趣味ということで、店に来ていた廻りの人とも話しが盛り上がる。 外で飲むことがほとんど無く、平日は家で、週末は浜で独りで飲む私にとっても、気さくな常連さんが集う、居心地の良い良い、心休まるショットバーであった。 こんな店が地元にあれば、私でも通ってしまうかもしれないなあ! *** 10年振りの再会。 とても楽しく、充実した一時であった。 やっぱり来て良かった! 沖縄で、伊豆で、三方五湖で、いろいろなところで出会った人達に、機会があれば会いたいと思っているが、思っているだけではなかなか会うことはできない。 カヤックで出会うのも何かの縁だ。 これからも、大切な縁を大事にしていきたいと、あらためて思った週末であった。 『旅するシーカヤック』は、決して漕いでいる時だけではない。 *** また、同じK2を二人で漕いだ、那覇ーケラマ_アイランドホッピングツーリングから10年経ち、Yさんは沖縄ー奄美エクスペディションやサバニレース、ヨットにボート。 そして私は、瀬戸内横断~日本海北上の旅と瀬戸内カヤック横断隊にと、それぞれ海の楽しみを追求しているのも面白い。 Yさん、忙しいなか時間をとっていただき、本当にありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 5, 2007 07:42:54 PM
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