カテゴリ:旅
朝起きると、まずは温泉へ。 露天風呂で体を伸ばし、空を見上げる。 気持ちいい朝だ。
風呂をでると、昨日の夕方、風呂上がりに『きき酒』を楽しみ、夕食後は『お汁粉』をいただいたラウンジに行く。 宿の方から、朝は、このラウンジでコーヒーをいただけると聞いていた。 エスプレッソメーカーが置いてあり、小さなカップにエスプレッソを注ぐ。 昨日の夜にこの宿のご主人から聞いた通り、別に置いてある『三盆糖』を口に入れ、やさしい甘さを楽しんだ後、エスプレッソを飲む。 きれいに手入れされた庭を眺めながら飲む朝のコーヒーは、これまた格別である。 *** 部屋に戻ると、椅子に座って本を開く。 『かむろ復刻版 第1巻』 こんなに眺めが良く、静かで落ち着いた書斎があったら、どんなに良いだろう! *** 朝食の準備が始まった。 次から次へと運ばれてきて、テーブルの上にセットされる。 ここでは、朝も部屋で食べる事ができるのがうれしい。 それにしても、穴子に牡蠣に湯豆腐、お粥などなど、夕食でもおかしくない豪華な朝食。 海苔は、炭火で軽く炙っていただくそうだ。 それでは、『いただきます』! *** 朝食後は再びラウンジに降り、音楽を聴きながらコーヒーを飲み、庭を散策する。 部屋に戻り、しばらくすると、残念ながら10時。 チェックアウトの時間である。 この宿では、時間の流れはゆっくりなのだが、それでもアッと言う間に時間が過ぎて行く。 昨日のチェックインからチェックアウトまで、結局テレビのスイッチを入れる事は無かった。 本と音楽。 妻との会話。 温泉とおいしい料理。 美しい景色。 充分である。 *** チェックアウトを済ませると、既にロードスターが玄関に回されていた。 ちょうど玄関におられたご主人と挨拶を交わす。 『そういえば、山口県の祝島はご存知ですか?』 とご主人。 『ええ、知っていますよ。 石壁が美しい島ですよね。 その祝島と、香川県の小豆島を一週間かけてシーカヤックで漕いで行く、瀬戸内カヤック横断隊というのがあるんですよ』 『一度、何かで見た事があります。 昨日の夜、お話ししていて、そういうのに参加されている方じゃないかと思っていたんです』 『本当にお世話になりました。 ありがとうございました。 またぜひ来たいと思います』 『また、いらして下さい』 *** 二人とも試験発表中で留守番していた息子達への土産は、『あなご飯』と『銀つば』 そして、夜のつまみとして『穴子の白焼き』 ちょうど昼前に家に着いたので、家族で『あなご飯』の昼食。 うーん、やっぱり美味い。 『石亭』 地元にこんな良い宿があったんだなあ。 お金を貯めて、またあの贅沢な時間を妻とともに過ごしに行こうと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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