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1月半ば過ぎにハワイを出発したホクレア号が、とうとう広島にやって来た!
*** 毎日ネットでホクレア号の予定をチェックしていたが、最終的に23日が宮島、24日に観音マリーナに決まったようだ。 残念ながら24日は、夕方から大事な会議があるので、丸一日休む事はできないのだが、幸いな事に午前中は予定が入っていない! ということで、午前の半日有給休暇を取ることにした。 *** 前日、23日の夜から観音マリーナ入り。 すると、村上水軍商会の村上さんを始め、横断隊仲間や、ホクレア歓迎のために集まった人達がすでに到着していた。 晩ご飯を食べに行こうという事になり、私も同伴させていただく。 ビールで乾杯し、おいしいお好み焼きを食べ、明日への期待は盛り上がる。 ここでも、ホクレア号が繋ぐ縁が深まり、広がっていく! *** 早朝、目を覚ますと、係留してある『打瀬船』を見に行く。 昨日は、帆を揚げて宮島までホクレア号を歓迎に行ったとの事。 いいなあ。 *** ホクレア号は、8時に宮島出航との情報。 シーカヤックを降ろし、運び、歓迎の準備。 村上さんが特注で準備したという『ほくれあ丸』の旗が行けている! *** ホクレアは、少し遅れて8時半頃出航したとの情報が入り、シーカヤック歓迎チームも出艇! 飛び入り参加の方も含め、7、8艇での出迎えだ。 シーカヤック、ヨット、ボート、そして打瀬船。 帆を揚げた打瀬船は、本当にカッコいい。 *** 遠くに見えて来たホクレア号が近づいて来る。 これまで、沖縄でも、関門でも、新門司でも出会っているのだが、地元での歓迎という事で、今まで以上に自分がドキドキしている事がわかる。 港も近いので、ホクレアはスピードを落とし、シーカヤックも近くに寄って旗を振り、パドルを振り、声を掛け、話しをする。 至近距離から、沖縄や新門司で知り合った複数のクルーや関係者と話す。 そしてその後、エクストリームNさんと共に訪れた夜の新門司で偶然再会したナイノアさんもホクレアに移り、気が付いてくれたので挨拶を交わす。 大島での滞在について尋ねてみると、『Excellent!』 ナイノアさんとは内田さんの仲介で沖縄で出会い、内田さんに促されて、先日沖家室島を訪れたときの事を話す。 エルコヨーテさん達との沖家室島訪問がトリガーとなり、沖家室島の関係者が中心となって『カワノヨシオさん』のリサーチをしていること、『ヨシオさんのお父さんの名前が分かったら重要な手掛かりになるので、ぜひ調べていただけないか』という事を、つたない英語でナイノアさんに伝えた。 *** ホクレア号が岸壁に近づくと、待っていた高校生達が歌を歌い始めた。 何の歌かわからないのだが、大勢集まった高校生達がホクレア号を歓迎してくれていると思うと、なんだか自然に涙が溢れてくる。 やはり、地元で出迎えるのは、今までとは感慨の深さが違うのだ。 自分のホームシティを、はるばる訪れてくれたホクレア号、そしてそれを最大限の歓迎の意を表して迎えてくれた高校生を始めとする方々。 やはり、地元での歓迎は良いものだ! *** シーカヤックで浜に戻り、歓迎セレモニーが行われる広場に行くと、クルー達がタラップを上がってくる。 ナイノアさんが来ると挨拶。 握手を交わし、私からは『Welcom to Hiroshima!』 すると、ナイノアさんから私の肩に手を回し、軽くハグして『Mahalo』の言葉! 感激である! その後も、上がってくる全てのクルーに声を掛け、握手をし、歓迎の意を表する。 『本当に、広島に来てくれてありがとう!』 *** 歓迎行事は、地元の高校生達が中心となって盛り上げてくれた。 11時過ぎ。 式典が終わると、仕事場へと向う。 今日は、ここに来て本当に良かった! PCを立ち上げ、仕事を始めると、『今日はなんで、ニヤニヤしているんですか?』 『いやあ、今日はとても幸せなんですよ! 大切なお客さんが無事に広島に来ましたからねえ』 『いいですねえ、私にもその幸せを分けて下さいよ!』 *** 夜は、結局会議が8時前まで長引き、心身ともに消耗しつくしたので、パーティ会場に行くのは断念。 みんな楽しく飲んだのだろうなあ、いいなあ。 地元でホクレア号を迎えることの意味を実感し、今日その場に参加することができた事。 ホクレア歓迎のシーカヤックを漕ぎ、知り合いになったクルーや関係者と声を交わし、寄港の瞬間に立い、クルー達と再び触れ合った幸福感を噛みしめながら、家路へと向う。 *** ホクレアの広島寄港。 これは決して終わりではなく、私にとって新たな出発の瞬間となるのであろう。 たしか、佐野元春も謳っていたよなあ、『終わりは始まり!』 Welcom to Hiroshima! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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