テーマ:旅するシーカヤック(153)
カテゴリ:あるく、みる、きく
6月1日、金曜日。 今日は有給休暇を取って、久し振りにしまなみに漕ぎに行く事にした。
目的地は、お気に入りの島の一つである、しまなみの楽園『生名島』 *** ホクレア号が広島を去り、この週末からようやく通常の生活に戻った。 今日明日は、久し振りの『しまなみ』ツーリングだ! いつもの浜に到着し、フネを下ろし、出艇準備完了。 今日は、『青いレモンの島』として有名な『岩城島』を一周することにしよう。 まずは、岩城島の北端にある造船所に向って漕ぎ進む。 新造船なのか、きれいな船が2隻並んでいる。 これは兄弟船か? 向かい風の中を、岸沿いに南下。 8分目のパワーで休憩無しに漕ぎ続けると、だんだん体がパドリングのリズムを思い出してくるのが分かる。 フネとの一体感、海との一体感が気持ち良い! *** 三床灯台を越え、南端の岬を廻り込み、岩城漁港脇の砂浜にフネを揚げる。 ここまで、1時間ちょっとのパドリング。 いつもの散歩コースを、ぶらぶらと歩いて行く。 岩城港に行き、JAのスーパーを覗いてみると、鮮魚コーナーには『岩城産』と書かれた魚が並んでいる。 いいなあ、地元の海で採れた新鮮な魚だ。 クーラーボックスを持ってくれば良かった! その後は、旧島本陣跡だという『岩城郷土館』を見学し、『よし正』さんで昼食。 安くておいしい『よし正定食』を食べ、支払いをしていると、店の方が私の足元を見て『あ、クロッグスですね』 『ええ、海で遊んでいるもんですから。 今日は、生名島からシーカヤックで来たんですよ』 『そうなんですか。 今、クロッグスは人気ですよね』 『履き心地が良いですからねえ』 『うちでは、子供にも履かせてるんですよ』 『それは贅沢ですねえ』 『おいしかったです。 ごちそうさまでした』 *** 浜に戻り、出艇。 帰りは、岩城島と生名島との間の瀬戸を漕ぎ登る。 向い潮の中、約1時間のパドリングで生名島へ。 フネをキャンプ場に運んでいると、管理人さんが来られていた。 『いつも予約無しで来てスミマセン。 どこに行くか決めるのは、前日か、ひどい時にはその日の朝なものですから』 『いいですよー、気にしないで』 『今日は、岩城島を一周して来たんですよ。 岩城島には、新しく温泉ができてましたねえ。 びっくりしました』 久し振りにお会いしたので、生名島の事、岩城島の事、上島町の事などなど、しばし四方山話。 *** テントを張り、キャンプの手続きをしながら、『今日も自転車をお借りできますか?』 『いいですよ』 『因島に銭湯があると聞いたので、潮抜きに行って来ようと思って』 『私もねえ、子供の頃風呂が好きで、因島の銭湯に連れて行ってもらってましたよ。 風呂から上がった後のジュースがおいしいよね』 『そうそう、私も風呂上がりのコーヒー牛乳が好きでしたよ』 出て来た自転車は、懐かしの『いきなスポレク15号』 おお15号、元気だったか! *** 自転車で立石漁港まで行き、自転車を停めてフェリーで因島に渡る。 地元のおじさんに道を尋ねて、銭湯へ。 教えてもらったのは、『寿湯』 まだ開いたばかりで、男湯は私が最初の客である。 歴史を感じさせる番台、そして脱衣所。 この雰囲気がなんとも好い。 ここは、浴槽が一つだけ。 たっぷりのお湯に肩まで浸かると、なんとも心地良い。 汗とともに疲れが抜けて行くようだ。 途中から、地元の方が一人入って来られた。 聞くと、近くにもう一軒銭湯があるとのこと。 雰囲気は似ているそうだが、この寿湯は男湯の入り口が左側なのに対して、もう一軒の方は、男湯が右側だそうだ。 その方が言われるには、どっちがどうということはないが、これまでの経験では、男湯の入り口が右側が多いんじゃないかとのこと。 これまであまり気にした事は無かったが、たしかに私がいつも行く地元の銭湯は、男湯が右側だ。 でも待てよ。 この前行った『豊島』の銭湯では、男湯の入り口は左側だったような。 これから、温泉や銭湯に行く時は気にしてみよう。 その方によると、昭和20年代は、因島の銭湯も盛況で、夜になると芋の子を洗うような状態だったそうだ。 そのため、きれいなお湯に入るため、早い時間に来ていたとか。 今は、家にも風呂はあるのだが、やっぱり大きな浴槽で足を伸ばしてゆっくり入りたいので、時々こられているそうだ。 『やっぱり、大きな風呂が気持ち良いですよね』 *** 銭湯を出て、因島の商店街でビールを買い出し、生名島へと戻る。 立石港からは、再び自転車でキャンプ場へ。 管理人さんに自転車を返し、銭湯の事を話す。 『じゃあ、次回はもう一つの方の銭湯ね』 『ええ、次の楽しみにとっておきますよ!』 さてさて、日も暮れて良い雰囲気になった。 ビールでも飲んで、晩ご飯にしようか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 2, 2007 02:49:01 PM
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