瀬戸内 シーカヤック日記: インチューンパドル届く!
新しいシーカヤック旅の相棒として、takabookさんにお願いしていた『インチューンパドル/Intune Paddle』が届いた。↑ 上から、お気に入りの旅の伴『アークティックウインド』、エルコヨーテのワークショップで製作した『檜製のグリーンランドパドル』、そして『インチューンパドル』ブログで試作品の写真を見て一目で気に入り、この美しいナローブレードのパドルで漕いでみたいと思っていた。***届いたダンポール箱を開く。 注文していた黒のパドルだ! 美しい!そのパドルを見た長男は、『小次郎敗れたり』と一言。 宮本武蔵や新撰組が好きな彼は、そのシャープなフォルムから、巌流島で武蔵が振りかざした櫂をイメージしたようだ。Takabookさんによると、昔は実際に武器としても使われていたそうなので、長男が抱いたイメージはあながち間違ったものでもない。***まずはスタティックな評価。今まで手にしたパドルとは異なる、艶のある表面。 シャープなフォルムがブラックの色で更に引き締まり、美しい。パドルを手にすると、その軽さに驚いた。 同じFRP製のアークティックウインドに比べて、400g程度は軽いようだ。1kg前後のパドルで、400gの差は大きい!シャフトは、アークティックウンドよりも少し細め。 手が小さい私にはちょうど良さそうだ。シャフトの長さは、275cmのアークティックウインドより20cm程短いが、実際パドルを握る時のグリップの間隔を伝えた上でカスタマイズされるシステムになっているので、まさに誂えたようにピッタリ。また、シャフトロックが六画レンチを使って締める機構となっており、ガタツキがなくしっかりと固定できることもお気に入りのポイント。 実際、使い込んでいるアークティックウインドでは、少しガタが出始めており、少し気になっている。さらに私の場合、ナローブレードパドルではアンフェザーのみなので、固定用の穴も一つだけでお願いした。 アークティックウインドなど他のパドルでは、アンフェザー用と、フェザー用には右きき用、左きき用と3つの穴が空いてる。 耐久性としての差はほとんどないとは思うが、それでも必要のない穴が空いていないのは気持ちよいものだ。***今回、発注から仕様決定までの過程で、色や長さ、材質、固定する角度などを製作者の方とやりとりしながら決めていけるというのは、とても良いシステムだということを実感した。仕様が決まってからの2,3週間の待ち時間も、納車を待つのと同じく楽しい一時である。今年の頭には、エルコヨーテで檜製のグリーンランドパドルを自分の手で仕上げることができ、そのパドルはお気に入りのパドルの一つとなった。今回手に入れた新しいナローブレードの『インチューンパドル』ようやく梅雨も明けるようだ。 週末にはぜひこのパドルでシーカヤックの旅に漕ぎ出し、実際のフィールドでダイナミックな評価をしてみたいと思っている。楽しみだ。