11/13/2022 白岩山~里山侮るなかれ(美祢市)
美祢市の白岩山を登りました。写真左上に見えるのがおそらく山頂です。下調べしたところ、上り下りとも3、40分の山行のはずでしたが、結果、冷や汗ものの山歩きとなりました。【コースタイム 116分】ぽんぽこの里P~33分~山頂~83分~Pぽんぽこの里に駐車させていただきました。行動食や飲料を購入。435号線を渡り、山側へ向かいます。ここにもぽんぽこ作業中の地元の方々にお声かけいただきました。「山に行くんかね」「はい。白岩山です」「クマに気をつけさんよ」「出ますか」「前、出たという話があるよ」「鈴を鳴らして行ってきます」ここら辺は下調べどおり。野生動物の気配がないか、耳を澄ましつつ歩いています。山火事の看板を左に過ごし、まだまだ奥へ。順調。足元はゴロゴロ作業道やや色づきまっすぐ堰堤が右に現れました。奥の道を登っていきます。荒れた植林帯支尾根へのテープ支尾根に到着。左へ。しばらく行くと、本ルートの特徴である急坂。確かに急で、樹木を確かめながら登ります。大岩を巻く。山頂広場ほぼ予定どおりに到着。二等三角点山頂でゆっくりする雰囲気でもなかったので、すぐに下山します。下りでまずめざしたのは、例の急坂ルートです。しかし..似たような支尾根が右に左にあり、来た道がよくわからず、ここからはまりました。亀岩ともカエル岩とも呼ばれている例の大岩も見つけられません。岩がたくさんあるのです。何度も登り返し、辺りを見渡します。テープが少ない山ですので、目印は見つかりません。最終的にGoogleMapで方向にあたりをつけ、里をめざすことにしました。無理矢理下山中。踏み跡らしきものはありますが、獣道のようでもあり、あてにはなりません。辺りを眺め、足跡らしきものに注意を凝らし、少しずつ降りていきます。道?ちょっと辺りを眺める余裕が出てきました。高度もまずまず落としてきました。作業道らしきものを認め、ほっとしました。麓が見えてきました。人工物も。どうやら上りで使った道より、ひとつ西側の谷を下ってきたようです。ススキが藪っていますが、こんなのは何ともありません。ざくざく進みます。到着し、本当にほっとしました。一時は最悪ビバークも考えましたので。反省点はいくつもありますが、一番は「下りの樹林帯の怖さ」です。はっきりとした目印をつけておくべきでした。枝をいくつか折って歩いたのですが、もっとわかりやすいのがいい。やっぱりテープでしょうか。あとは、スタートが遅かったこと。初めて入る山、それも里山では、午前の早い時間からスタートするべきです。久しぶりに肝が冷えました。里山を侮ってはいけません。