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失楽園は以前から興味があったので書店で立ち読みしてみたのですが、これが非常に面白くてそのまま購入してしまいました。
話はルチフェルがオウエイに叛旗を翻すところから始まるのですが、ルチフェルがすごい格好いいリーダーなんですよ。
前半はもうほとんどルチフェルが主人公で敗戦の中から立ち上がり、堕天使達を鼓舞しながら再起を目指していくところとか読んでいてワクワクしちゃいました。
そんなルチフェルや堕天使たちから「卑劣な策略家」呼ばわりされるオウエイですが、ルチフェルが地球へと単身向かっていく中、オウエイ側の視点も描かれていきます。
「しかし、私は彼ばかりではなく、すべての神々や天使を創るにあたって、善と悪とを自らが選び取る裁量の自由を与えてきた。それが私のやり方であり、運命と善と悪とを見比べながら、迷いを経て自らが選び取った正義ほど強固なものはないからだ。だが、ルチフェルと彼の叛乱軍たちは、遂に私の真意を理解しようとはしなかった」
「彼の目的はあくまでも、私を超えることであって、それ以外ではない。もちろん、創造主に対してそのような考えを持つことこそが彼の過ちだが、しかし同時に、たとえ間違っていたにせよ、それだけの自負と誇りがルチフェルの力と輝きを支えていたことも事実だ」
こうして、ルチフェルとオウエイの視点を見ながら、地球とそこに住む人間を巡って物語は進んでいく……と言う形になっていきます。
非常に読んでいて愉しいのですが……いかんせん、私が参考資料として読んでいるのが、
なので、ドレの美麗なイラストと美少女イラストがまざって頭の中が混沌としている今日この頃です^^;