カテゴリ:エヴァ
※広告が含まれます。案件ではございません。
8巻~14巻まで、まとめ買い。元々、少年エースでアルミサエル戦までは読んでたんですけどね。シンジくんのサルベージ辺りから読み直したくなりました。
個人的にアニメのコミカライズというのはメディアミックスとしては一歩不利だと思っています。 アニメで内容を知っているので、ストーリーの部分であまり購入意欲が湧かないので。 そんな訳で、アニメベースのコミックはあまり買わないのですが、漫画版エヴァはTV版の一部を抜粋しつつ、後半になるにつれて改変が増えていくというスタイルなので、ストーリーも楽しめました。 寧ろ、「どういう所を改変したのだろう?」とか「このキャラをどう描くの?」とか色々とワクワクしましたね。 全部で1800円掛かりましたが、買った甲斐はありました。 エヴァって面白いんですけど、病んだ部分が多くて人を選ぶんですよね。 新劇場版は旧作から話自体を大きく改変して、大分見やすくなってますけど、 漫画版は旧作の大筋を変えずに細かい所を改変して見やすくしてるなぁと感嘆しました。 手放すまでに、何度か読み返そうと思いますが、とりあえず、印象が強かった所だけ。 ●渚カヲル 「じゃあ 君の本心を見せてみろ」 「次に君がとる行動が 僕に対する君の本当の気持ちの 証だ」 アニメ(旧作・新作問わず)のカヲル君はシンジ君にとって常に優しく、否定しない「天使」でした。 人間不信に陥っていたシンジ君が唯一信じられる、心を許せる拠り所のようでした。 (それを自分の手で殺したことも旧作のシンジ君を追い詰めていった一因だったと思います) 一方、漫画版のカヲル君は無邪気で残酷な子供のような少年。 シンジ君には興味津々ですが、それは「興味深い存在」だから。 不用意な言動でシンジ君から嫌われることもしばしばでした。 それでも、シンジ君を利用しないし、屈託なく接してくれる存在でした。 「天使」ではないけど、確かにカヲル君は「友人」だったのだと思います。 カヲル君を握りつぶす結末は変わりませんが、 TVでは「殺したくないけど、殺さなくちゃいけない」という印象でしたが、 漫画では「殺したくないけど、本人の頼みだから仕方ない」という印象を受けました。 この辺はシンジ君も漫画とTVで性格が違うのも影響しているかな、と思います。 ●赤城リツコ 「レイ」 「私はいったい いつまであのコに苦しめられなきゃならないの」 TV版見てた時、レイの次に好きでした。ゲンドウに利用された可哀想な人です。 5話辺りでミサトやシンジ君と飲んでた時が一番、幸せだったんじゃないかな。 あるいは、大学時代にミサトと知り合った頃か。 基本的にはTV版通りですが、シンジ君とレイが仲良くしてるのを見てイラッとしたり、 レイの発言にカッとなって思わず首を絞めたり(ナオコが1人目を絞殺したのと同様に) 色々と彼女の心情が伺えるシーンが増えて嬉しかったです。 最終的に「基地の自爆失敗→ゲンドウに射殺される」という流れは同じですが、 レイに裏切られたゲンドウに最後に一撃するというのは思わず溜飲が下がりました。 正直、リっちゃんは悪くない。 ●綾波レイ 「碇君 私は 砕けて 散って すべてのものに降り注ぎ」 「待っている あなたが 還ってくるのを」 私の望み通り、シンジ×レイの描写が多くて嬉しい。 8巻のサルベージでもレイがリリス(初号機)に 「碇君を連れて行かないで」 「私に返して」 と訴えかけてますし、サルベージ後に本部の庭でシンジ君と話すシーンも追加されています。 「2度目は 少し気持ち悪かった…かな?」 その分、アルミサエル戦で侵食されたレイを助けようとするシンジ君の必死さが伝わりますし、 レイが自爆した時のショック、レイの生存(実際は3人目)を聞かされた時の嬉しさも伝わってきます。 一番嬉しかったのは、14巻での最後の会話。 「もうお別れ こういう時の顔 この顔で合ってる……?」 3巻の「こんな時 どんな顔したらいいか分からないの」って言ってたレイが優しげな笑みを浮かべて言うんですよ……なんかもう最高です。 こうしてみると、人と人ならざる者の恋愛とも受け取れますね。 レイは消滅し、シンジ君はレイの記憶をなくして自分の人生を歩み始める。 個人的にはちょっと切ないですけど、話の終わり方としては上手いと思いました。 ●リリス 「おや?」と思ったのは、始終、レイの姿のままだったこと。旧作劇場版だと、 ・レイの姿で出現 ・シンジ君絶叫 ・EVA量産機がリリスにシンクロして顔面変化(大量のレイの顔が生える) ・シンジ「もうやだ、もうやだ(悲鳴)」 ・カヲル「シンジ君」(リリスの姿がカヲル君に変化) ・シンジ「カヲル君!?……そこに居たんだね……(笑み)」 とカヲル君の姿になってシンジ君が心開くと言う流れがありました。 その後、すべての生命が一つになった世界でもシンジ君はレイとカヲルの二人と会話していました。 TV版のシンジ君にとってはカヲル君は「天使」だったので、リリスはこの姿になったのだと思います。 一方、漫画版のカヲル君は「友人」ではあっても、心の拠り所ではなかったので、この演出は無くなったのだと思います。 最後のシンジ君とレイの別れを強調するためにも、あそこは二人だけで完結するようにしたのかもしれませんね。 ●EVA量産機 やったね、量産機!出番が増えたよ! 量産機戦は弐号機→初号機と引き継ぎになっていて、量産機の映画以外のカットが見れて嬉しかった。 個人的に初号機にお口あけて素手でとびかかる量産機が好きです。多分、初号機に槍盗られた奴(笑) ●ExtraStage 夏色のエデン 「先輩 あたし ゲンドウくんとの幸せを願ってますよ」 これ見た時の驚きはなんと表現したらいいんでしょうね……まさかの登場でびっくりでした。 新劇場版の完結が待ち遠しくなりました。とりあえず、Q見直そう。 あと、大学時代のユイさんがめっちゃ可愛い。天使か、天然の。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[エヴァ] カテゴリの最新記事
|
|