テーマ:特撮について喋ろう♪(4734)
カテゴリ:特撮
※広告が含まれます。案件ではございません。
昨日あれやこれや書きましたけど、仮面ライダーは今でも好きです。 途中からですが、『ビルド』も毎週観てますし。 毎回コンセプトが変わるので、それによって好き嫌いは生じますが、基本的にどれもじっくり見れば面白いとは思う。 その上で、今でも私が好きで、かつ人にもお勧めできる三本をご紹介。 ●仮面ライダークウガ 私が高校一年の頃にテレビつけたら1話(蜘蛛男)がやってたんですけど、当時はもう仮面ライダーに興味なかったので全く観ませんでした。 後述する「龍騎」で平成仮面ライダーに引きこまれた後、大学時代の友人にVHSを全話分、貸して貰ったのは良い思い出ですd(-- クウガは凄く丁寧に作り込まれた「これが平成の仮面ライダーだ!」という作り手のやる気がもの凄く伝わってくる作品。 争いを好まない主人公の五代、超人同士の争いにただの人間として懸命に立ち向かう一条刑事。 この二人の男同士の友情が実に爽やかで、全体的に地味なキャラクター達が多い中で輝きを放っていたなと思います。 もう一つの魅力はやはり敵役のグロンギ。 殺戮を愉しむ古代人の集団で、単純に強いというよりも、視聴者に分からない謎の言語での会話、徐々に規模が拡大していく連続殺人の恐ろしさなど「理解できない」ゆえに恐ろしいという実に魅力的な悪役でした。 一番印象に残っているのは47話の「決意」の冒頭。 あれほどダグバの恐ろしさを感じたシーンはなかった。あの演出は本当に上手い。 ちなみに小説版は最終回後の一条刑事のお話。 クウガを観た人には是非読んで欲しい作品です。 ●仮面ライダー龍騎 高校3年の夏、少年エースに掲載されていた「龍騎」の読み切りを読まなかったら、多分私が仮面ライダーに二度と興味を持つことはなかったと本気で思う。 13人のライダーが己の願いを叶える為に殺し合うというヒーロー特撮としてみるとかなり異色の作品。 だからこそ面白かった。 鏡の世界。 人を食らうモンスター。 そのモンスターと契約を結び、ライダーとなるように唆す謎の男。 何故、鏡の中に別の世界があるのか? モンスター達の正体は? ライダー達の願いは本当にかなうのか? そうした謎解きも楽しい作品でした。 振り返ると首を捻る設定もあるのですが、毎週とにかく面白かった。 時折挟まれる人間同士の日常のやり取り、カードにモンスターといかにも子供向け玩具っぽい要素が逆に殺伐とした本作のテーマと混ざってマイルドにしてたと思います。(小説版は殺伐とした部分だけを出し過ぎて読んでて辛かった) 作品に登場するライダー達も実に様々。 戦いを止めたいと想いながらも他のライダー達の願いを知って苦悩する真司。 意識不明となった恋人を助けるためにライダーとなりながらも人を殺すことに躊躇いを覚える蓮。 他のライダー達も悪徳刑事、弁護士、大学生、占い師、結婚詐欺師と十人十色な理由、個性の持ち主。 特に連続殺人犯の浅倉は粗暴なだけでなく、狡猾さも持ち合わせており、中盤以降、主人公達に匹敵する存在感を示していました。 時に手を組みながらも隙を見せた瞬間に命を落とすこともあり、先が読めない、緊張感のある作品だったと思います。 また、謎の存在として君臨する「仮面ライダーオーディン」や龍騎と瓜二つの姿を持つ「仮面ライダーリュウガ」など謎めいた存在が多いことも作品の魅力でした。 ●仮面ライダー555 「オルフェノク」と呼ばれる死の淵から蘇った異能力者達の苦悩の物語。X-MEN を連想して貰えるといいかも。 途中で仲間になる怪人というのは多分これまでの作品にもあったと思いますが、初めから怪人側に焦点を当てているという意味では異色だったのではないかなと。 キャラクターではダブル主人公の乾、木場は今でもお気にいり。 オルフェノク側ヒロインといった感じの結花は人の暗い部分と明るい部分の両方がちゃんと描かれて好印象。 人間とオルフェノクの恋愛などストーリー的にも美味しい役所でした。 あと、草加。 男の嫌な部分がこれでもかと詰まってて、正直好きかと言われると困る奴なんですが、でもキャラクターとしては観ていて面白い(苦笑) 小説版では結花を殺害し、木場が人間と決別する道を選ぶ切欠となる悪役的存在。 TV版では流石にライダーがそれをやるのはまずいと判断したのかオルフェノクにトドメをささせてましたけども、小説版の方が納得できたと思います。(その後、草加が木場に惨殺されたことも含め) そんな訳で、コンセプトやキャラクターは今見ても魅力的。 ただ、中盤以降の停滞が長く、後半の王関連の展開も今一ぴんと来なかったため、TV版のストーリーに関してはそこまでオススメし辛いところ。 劇場版(パラダイス・ロスト)と小説版(異形の花々)は余計なところを削ぎ落としている分、観やすいし楽しめると思います。 まぁ、グロテスクな描写が苦手な人にはきついかも。 特に小説版はかなりヘヴィーな描写が続くので要注意(でも面白い)。 この作品のライダーは「オルフェノク達の始末人」といったところ。 時に人間が、時にオルフェノクがライダーとなって、次々と敵を殺していく。 そういう意味では「強力な武器」以上の意味はなかったんだろうなぁと思う。 それも、使うものを破滅させる呪われた魔剣、妖刀の類。 以上3本です。 こうしてみると単独作品としては、どれも好きだなぁと改めて思う。 でも、昨日書いた通り、集合系作品の方は今一はまれない。 それが私の中の平成仮面ライダーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[特撮] カテゴリの最新記事
|
|