カテゴリ:ゲーム関係
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お願いです どの結末で 私の物語に 私を殺して さもなきゃ お前が 死ね。 八年程前にはまってた「うみねこ」 EP6でなんとなく犯人が分かったので、それ以降はプレイしてなかったのですが。 先日、図書館でEP7の小説版を見つけたので久しぶりに読んでみました。 結果、見事にどはまり。 小説版はEP7の前半までしか販売されてないというトンデモ仕様だったので、EP7後半とEP8は漫画版(中古本と電子書籍)で補填しました。 ついでにEP5と6も小説版を図書館借りてきて読み直してみました。 改めて読むと、竜騎士さんの文章は面白い。台詞回しも勢いが凄い。 ベアトとかエリカの台詞とかどういうノリで書いてるのか気になりますw あと、漫画版はどれも出来が良い。 特に夏海ケイさんの担当しているEP1、3、8の迫力は壮絶の一言。 その癖、ギャグシーンとかめっちゃコミカルでw 金蔵が猟銃クルクルさせて恰好付けてるシーン大好きw 同人ゲーム版の「うみねこ」ってイラストについては正直微妙なので、絵として楽しむなら漫画版がベストですねぇ、これ。 PS3版は有名な声優さん満載フルボイスなので、それはそれで惹かれるのですが……私、PS3持ってないんだ……。 ■うみねこってどんな作品? ファンタジーなのか?それともミステリーなのか? 結論から言うと、どっちも間違いではない。 ファンタジー風のミステリーともいえるし、ミステリー形式のファンタジーともいえる。 現実の世界だけ見ればミステリー。 幻想の世界だけ見ればファンタジー。 この作品はそのどちらも否定していない。 「幻想の世界」はすべて嘘っぱちかもしれない。 でも「幻想の世界もある」と考えた方が多分、人は幸せになれる。そんな作品。 もうちょっと捕捉しますと、基本的には「謎解き」を主軸としたTRPGみたいなもの。 遊戯王の記憶編を知ってる人には闇バクラと王様がやっていた「闇RPG」を連想して貰えるといいかも? 六軒島で起きた謎の大量殺人事件を舞台に、「どのような惨劇が起きたのか」をファンタジーのシナリオとして語るゲームマスターと「それらは人間によって引き起こされた」とミステリーのシナリオとして返すプレイヤーの対戦ゲーム。 以下にEP1~EP8までざっくりと概要だけ紹介しておきます。 ・EP1 嵐の孤島で、ベアトリーチェを名乗る人物が引き起こす連続殺人。 その渦中で懸命に魔女を否定しようともがく戦人。 事件は真相に至らぬまま、タイムリミットを迎える。 幻想描写はほとんどなく、怪奇小説のような印象を与える物語。 18人の誰も、黄金の謎を解けず時間切れ。 18人は全員死亡。 うみねこのなく頃に、生き残れた者はなし。 ・EP2 ベアトと戦人が本格的にゲームとして対戦を始めた物語。 赤字が登場、ゲームマスターから様々な情報の提示がなされるようになった。 ベアトリーチェを名乗る人物が孤島に現れ、魔女を否定しようとする戦人を弄ぶ。 ・EP3 絵羽が碑文の謎を解読、隠された金塊を発見した物語。 前半は絵羽が金塊に至るまでの物語、後半は魔女となった絵羽と戦人の推理対決。 孤島から一人生還した絵羽がどのような人生を迎えたか。その顛末が描かれる。 ・EP4 ベアトと戦人の最後のゲーム。また、EP1からEP3までの推理対決も行われた。 島の関係者が一斉に行方不明となった状況で、右代宮家の後継者の座をかけた試練が戦人達に告げられる。 一方、1998年の世界では戦人の妹である縁寿が辿った辛い過去と、事件の真相に迫ろうとする彼女の旅が描かれる。 今まで言及されてこなかった真里亞の過去も明らかにされ、「魔法とは何か」が語られる。 ・EP5 ベアトがゲームを放棄した為、後見人であったラムダデルタがゲームマスター、ベルンカステルがプレイヤーを担当。 ベアトが自分自身に課していたルールを無視しているため、EP1~4とは物語の趣旨が変わったシナリオになっている。曰く「愛がない。義理が通らないゲーム」。 また、本作からはベルンの分身(駒)として古戸エリカが登場。戦人に代わる探偵役として、その頭脳と変態っぷりを如何なく発揮し、一連の事件を夏妃による犯行と主張、彼女を徹底的に追い詰める。 一方、戦人は「ノックス十戒」に沿ってこれまでのゲームを振り返り、事件の真相へとたどり着く。 ・EP6 真相にたどり着いた戦人がゲームマスター、ベルンカステルがプレイヤーを担当。 今回はゲームマスター側の視点からエリカとの推理対決が描かれており、「ロジックエラー」がキーワードとなっている。 一方で、姉ベアトと雛ベアトの対比、三人の人物に課せられた宿命などが描かれており、誰がベアトリーチェだったのかが暗示されている。 ・EP7 ベルンカステルとアウローラによる答え合わせ。 前半は「ヤス」による独白とライトによるEP1~4までの謎解きが描かれる。 後半は1986年の六軒島で何が起きたのか、その真相が描かれる。 ・EP8 一人残された縁寿へと戦人が贈る「あり得たかもしれない幸福な物語」。 一方、ベルンカステルも「あり得たかもしれない惨劇の物語」を構築。 前半は相反する二つのシナリオを縁寿の視点から辿っていく。 後半は現実世界と幻想世界、双方の結末が描かれる。 ●お気にいりのキャラクター 全編通して読んでみて、一番誰がお気に入りかと問われれば。 個人的には「ヤス」かなと思う。 一番感情移入できたし、一番応援したくなる子でした。 「ヤス」が悪くなかったかと言われたら多分、悪い。それは本人も認めてることだし。 けど、あの境遇からなんとか幸せを掴もうと健気に頑張ってる姿を見ると……読書好きだし、妄想癖もあるし、初恋の相手をずっと待ってるし。 だから、徐々に真実に追い詰められて、壊れてく姿は観ていて辛かったし、幸せになってほしいなと思わずにはいられませんでした。 あと、EP6の雛ベアトって実質、「ヤス」だったんだろうなと思う。 そういう意味では、EP6って戦人とヤスの共同作業みたいにも読めますね。 あ、次に好きなのは夏妃です。 EP1やEP5を観てると分かるけど、基本的にめっちゃ良い人なんです。 色々鬱憤抱え過ぎてやらかしたりしますけども。涙目になってプルプルしてるなっぴーは可愛い(笑) 基本的に弄られ役ですよね、彼女。「カモメカモメカチンカチン」とか(苦笑) 単独キャラではなくカップリングでいえば、「戦人×ベアト」「縁寿×マモン」「戦人×ルシファー」も好きですねー。この辺は8年前と変わらないです。 ---以下、ネタバレ-- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月14日 23時20分43秒
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