テーマ:TRPGの話(232)
カテゴリ:TRPG
私が一番好きなTRPGはグループSNEの「ガープス妖魔夜行(百鬼夜翔)」ですが、その次に好きなのがF.E.A.Rの「ダブルクロス」です。
プレイヤーはレネゲイドウィルスに感染したことで異能力に覚醒したオーヴァードとなり様々な事件を解決していきます。 一般人は宣言だけで無力化できますし、ダメージを受けても即座に再生可能、様々な超能力を組み合わせて潜入も探索も思いのまま。 ド派手で演出重視、爽快感に溢れています。 その一方で作風自体はかなり重め。 人間とは違う怪物になってしまったことへの孤独感、怪物と化した知人と敵対しなければならない悲哀など、全体的に暗めの雰囲気が好きな人好みといえます。 発売されたのは2001年ですが、2009年には 3rd Edition に移行。サプリメントも大量に出揃い、もう完全に成熟期を終えた印象を受けます。 以下、個人的に気に入っているルールブックサプリメントをご紹介。 ・上級ルールブック 正直これがないと始まらない。 キャラ個性の強調に重要なDロイスやユニークアイテム、ジャームだけに許されたチートスキル"Eロイス"、各種設定資料集などゲームを遊ぶのに必要な要素満載です。 巻頭のカラーマンガで「なら、もう帰してあげない」って笑ってる悪堕ちヒロインっぽいキャラが好み。 ・パブリックエネミー 一番好きなサプリメント。 悪役組織ファルスハーツに所属するエージェントになれます。これがあるのでダブルクロス、大好き。 通常のダブルクロスは「平和(日常)を秘密裏に維持する」というのが主な目的ですが、 ファルスハーツの場合は「自分たちの目的を叶えるために暗躍する」というプレイを楽しめます。 また、ファルスハーツが単なる犯罪組織ではなく 「オーヴァードの存在を世界に公開させようとしている」 「それぞれが個人の欲望を叶えることを推奨している」 という点が特徴的ですね。 個性的なファルスハーツのNPCたちの 3rd 時代の設定も掲載されてますので読み物としても楽しみ。 このサプリメントに基づきファルスハーツキャラだけで構成されたリプレイ「デザイア・シリーズ」もお気に入り。今でも珍しいガールミーツガールものです。 ・ユニバーサルガーディアン キャラの個性を拡張できる"エンブレム"が実装。 プレイヤー毎に"秘密"を持たせられるダブルハンドアウトも面白いです。 ・レネゲイズアージ 変異暴走やアージエフェクトが実装。 これにより、それまでフレーバーテキスト程度の意味合いしかなかった"衝動"にもデータ的な価値が生まれました。 1st~3rd までに刊行されたリプレイシリーズのキャラデータ(3rd仕様)やストーリーなども纏められており、ファンとしては懐かしかったですね~神崎葵、データ化されてませんでしたけど……。 ・エフェクトアーカイブ 現状、キャラメイク時に必須。 ルールブック1、2やインフィニティコードで実装されたエフェクトをすべて網羅した一冊。 これ以降のサプリメントでもエフェクトは増えてますが、プレイヤー間で情報の共有が難しい場合など、 「とりあえずエフェクトアーカイブまで」としておくとやり易いです。 ・リンケージマインド これまでに実装されたDロイスおよびEロイスを網羅した一冊。 エフェクトアーカイブに比べるとそこまで必要ではありませんけども、地味にDロイスも追加されてますし、あると楽しい一冊。 固定ロイスというルールも追加されてますが、複雑化するのでいまだに使ったことありません……(苦笑) とりあえず、こんなところでしょうか。 上記以外にもサプリメントや別世界を楽しむためのステージ集も刊行されてますが、個人的には通常の世界観が一番好きですね。 リプレイも 2nd の「無印」「オリジン」「アライブ」、3rd の「デザイア」「ナイツ」シリーズと好きな作品多いですし、いつか映像化されたらなー……と密かに期待してます^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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