カテゴリ:ガンダム
デビルガンダム(アルティメットガンダム)を初めて見かけたのは95年のGガンダム放映時だったので、小学5年生だったと思う。 初期形態を見た時は「ちょっとごっついMA」ぐらいの印象しかなかった。 が、中盤に廃墟に現れた第二形態を見た時、一気に虜になったのを今でも覚えている。 つまり、その、触手(ガンダムヘッド)が一杯生えてる姿を見て、子供心にゾクゾク来た訳である…! 後半に入るとガンダムヘブンズソードの猛禽類を彷彿とさせるデザインに魅了され、最後にはグランドマスターガンダムのキメラっぷりにKOされた。完敗である。 Gガンダムと言えばその熱い展開や怒涛の勢い、男臭い友情や師弟の絆などが語られがちだが、それ以外の部分を除けば驚くほど世紀末的な陰鬱な世界観が広がっている。 人類の手によって荒廃しきった地球。それを人類自らの手で再生させる為に開発されたアルティメットガンダム。 「自己再生」「自己増殖」「自己進化」を実現したこの夢のマシンは、人間同士のいざこざの結果、地球に不時着。 その時のショックでプログラムが「人類の存在こそが地球汚染の最大の原因である」と暴走し、人類抹殺を目論む悪魔のマシンへと変貌を果たす。 Gガンダムには様々な個性的なマシンや超人的なキャラクターが多数、存在している。 しかし、それでも尚、荒廃した地球再生を実現できる能力を有していたのは、このデビルガンダムを置いて他になかっただろう。 本来、人類の救世主になり得た希望の光。それが人類同士の争いによって、人類を破滅に導く存在になり得たという実に皮肉な存在なのである。 余談だが、GジェネFではこのデビルガンダムの後継機としてデビルガンダムJrが存在しており、デザインは公募だったりする。 当時、私もガンダム好きの友達と一緒にあーでもないこーでもないとデザインを考えたりしたのは良い思い出である。 ちなみに実際に当選された方のデザインはかなり格好良い。 ひらすらに異形・巨大化していった元機とは対照的に、小型かつシャープなデザインに仕上がっているのだ。 四天王ビットやスレイブコントロールなど独自性のある機能も有しており、本機を基にした外伝とか作られたりしたら、ちょっと嬉しい。 いっそのこと、このマシンのプログラムあるいは生体ユニットになってしまった人間の視点から語られる小説版とかあったらおもしろいんじゃなかろうか。 本家デビルガンダムもそうだが、OVERWORLD以降、実装されてないのが残念。クロスレイズのDLCに実装されてたら絶対買ったのに……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月14日 22時51分54秒
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