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―――『ニンジャ』は、本当に実在したのだ。
最近になって虚淵先生が執筆された小説版を手に入れたので読んでみたのですが、ゲストキャラが実に濃い面子ばかりで面白かった。特にニンジャ(笑) 原作のブラックラグーン自体、笑いと悲壮と暴力のバランスが絶妙に取れているという印象なんですけど、この小説版もその辺りの雰囲気を見事に再現されてましたね。 SNS狂いのガンマンに、ヤク中の元ソ連兵狙撃手、そして謎のニンジャ。 一見するとバラバラの三人ですが、それぞれ確固たる信念のようなものを抱いており、それが強さの基盤になる一方で、逆に本人の命運を縛ってしまうのが何とも皮肉といいますか……人間らしいといいますか……いやはや…… それぞれのキャラクターの強さを描く一方で、弱さも描き、その癖、貶め切らない。実に絶妙な描き具合でしたね。なにより、ニンジャのオチが良かった(笑) 一番驚いたのは、これが2008年の作品だった事ですね。あれ、ブラックラグーンってそんな前の作品でしたっけ……あれ……(==; なお、今回、小説版を読むにあたって、ずっとHDDに残してあるブラックラグーン2期の双子回を見直しました。 やっぱり、この話は大好きで……消せませんね。 自分の身の丈より長そうな代物(M1918)を抱えたまま、レヴィとエダを相手に気配を隠したまま尾行できるの凄過ぎる…あの双子や武装メイドが居る世界なら、本物のニンジャが居てもそりゃおかしくないよね、うん。 あと、あの長物撃ちながら「男の子でしょ、兄さま。レディは重たいものを持たないのよ」って言い出すグレーテルってもしかして、ギャグだったのでは……と思ったり。
ちなみにその双子回を含む二期が abema で無料になってますので、興味ある方は是非是非。 あと4日ぐらいしかありませんけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月18日 00時00分05秒
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