昭和といえば、西部劇洋画とSF洋画が印象的な訳ですけど、これはその二つが合体した様なお話。
ロボットを利用した西部劇などの仮想世界を体験できるテーマパークを舞台に、訪れた観客達がやりたい放題を楽しむ前半とロボットが謎の暴走を始め人々に逆襲し始める後半に大きく分かれてる感じ。
毎夜、お客さんに隠れてロボットを回収して修復したり、逐次監視しながら行動パターンの命令を一々送ってるエンジニアの姿を見てると「コスパ悪……」と思わずにはいられない(==;
現実だと色々と大変なので、今だったらVR空間で、AIに関するお話になりそうな感じ。
まぁ、お客さんの動向を監視して「このお客さんは明日でお帰りだから、優しめにしとくか…」とか頭を捻りながらロボット(NPC)に指示を送ってる姿を見ると、TRPGのGMをやってた頃を思い出してちょっと親近感湧いたりも^^;
下手にロボットに自己主張させたりせず、淡々と殺しに来る雰囲気は好み。
この映画の一番の見所は、敵役として登場するガンマン役ロボットをユル・ブリンナーが演じてる所だと思う。
『荒野の七人』の主人公クリスそのまんまな姿に、「オイオイオイ!」と思わず画面にツッコミを入れずにはいられませんでした。ありなの、それ(^^;