テーマ:遊戯王(482)
カテゴリ:TCG
さっき、youtube 眺めたら、懐かしい回を発見。 この人形回では、新カードとして<融合解除>と<竜破壊の剣士バスターブレイダー>が登場する。 ただ、これらのカードは序盤のコンバットトリックなどで活躍こそするも最終的な戦局の打開には寄与していない。 どちらかといえば、この戦いで突破口となったのは視点の切り替え(スライム&オシリスによる制圧コンボの欠点とそれを踏まえた無限ループ)であり、既存カードの応用(洗脳カードによるスライムのコントロール権奪取)にある。 では、この2枚の新カードは役立たずだったかと言うとそうではない。 その本領を発揮したのは、それから先に当たるバトルシティ編準決勝の遊戯vs海馬戦だった。 この戦いは、前半で三幻神同士(オシリスvsオベリスク)のぶつかり合い、後半で本来の切り札である<ブラックマジシャン>vs<青眼の白龍>のぶつかり合いという大きく二段階に構成が分かれている。 最終的に青眼三体を戦場に展開した上で、さらに「融合」カードによる<青眼の究極龍>召喚を海馬が狙ってくることを読んでいた遊戯の戦術は以下だった。 ・墓地に送っておいた<バスターブレイダー>を<死者蘇生>で特殊召喚 ↓ ・<融合>で<バスターブレイダー>の効果を<ブラックマジシャン>に付与(<ブラックパラディン>の融合召喚) ↓ ・<青眼の究極龍>の攻撃にカウンターする形で<融合解除>を発動し、弱体化 そう、この二枚は初登場回である人形戦の切り札ではなく、実は宿敵である海馬との決着をつけるための切り札だった。 カードゲームにおいて相手をメタるのは当然の戦術で、この辺は散々、海馬の青眼に苦しめられてきた遊戯なりの当然の回答だったと思う。 多分、この2枚で海馬と決着をつける、という構想自体はかなり早い段階(少なくとも人形戦までに)で既に作者の高橋和希先生にはあったんじゃないかと思う。 ただ、いきなり、海馬戦でこの2枚が出てきてもご都合主義になってしまうし、かといって、先に<バスターブレイダー>や<融合解除>が切り札になってしまうと最後の海馬戦でのインパクトが薄れてしまう。 そういう理由もあって、まず人形戦でこれらのカードを顔見せしつつ、終盤の海馬戦に備えていたのではないか……と最近、思うのでした。 ちなみに<バスターブレイダー>はなんだかんだオシリス攻略要員(オシリスに自動破壊されない攻撃力2100以上で、かつスライムを戦闘破壊できるアタッカー)として最後まで頑張り、<融合解除>は仮面タッグ戦で<マグネットバルキリオン>の攻撃を回避&オベリスク召喚の為の生贄素材をフィールドに残す、という形でそれぞれ活躍してたりと、きちんと活かされてるのでした。 全然関係ないけど、OCGの<融合解除>は色々とルールが複雑なので自分で運用する時は要注意。相手の除去に使う分には問題ないんですけどねー……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月22日 09時55分38秒
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