カテゴリ:ゲーム関係
ここ数日間、ソシャゲの事ばかり考えてる(暇人)
どうして、私は、こんなにも『NIKKE』の戦闘シーンを評価しているのか。友人達にも戦闘シーンの良さを力説したが、どこかで上手く説明し切れていない気がして、ずっと、もやもやしていた。 だが、エイプリルフールの日、一日限定でSDキャラで戦闘シーンを遊んでいた時、ふと『NIKKE』の戦闘画面だけ、他のソシャゲと明らかに違う点を見つけた。 「あぁ、このゲーム、普段は立ち絵の通りにキャラが動いているんだ」と。 普通、ソシャゲのキャラは立ち絵のまま戦う訳ではない。どれだけ美麗なイラストでも、動き回るのは立ち絵のキャラではない。 「FGO」も「ブルアカ」も「トワツガイ」も等身の差こそあれ、実際に戦闘するのはSDキャラだ。「原神」「ヘプバン」「ウマ娘」はリアルだが、3Dモデルだ。二次元美少女そのものではない。
ところが『NIKKE』はといえば、戦闘シーンもほぼ立ち絵そのままの二次元美少女の通りに動く。これは強い。少なくとも私のような二次元美少女オタには効く。滅茶滅茶、効く。 私のような、二次元美少女オタが何故、ガチャに課金するのか、と言えば、結局のところ、その二次元美少女キャラを自分で所有し、操作したいからだ。性能とか二の次だ……ごめん、嘘ついた。性能も大事だ。でも、一番大事なのは性癖。うん。 ※こちら、私から十数万円を搾り取った魔性菩薩です。ふふふ、怖い(白目) ところが、従来のソシャゲでは実際に所有しても、そのキャラのイラストそのままに遊ぶことはできない。SDキャラか、3Dモデルか、と言った所だ。割と、これがマイナスポイントになる。 『FGO』は、この点に対する理解が深かったと見え、人気サーヴァントのバトルグラフィックの等身を伸ばしたり、戦闘モーションをかなり多彩にすることで、SDキャラながら出来るだけ立ち絵や設定との遜色を無くす努力をしていたと思う。
※このギルガメッシュなんかは特に顕著で、2015年の初期に実装された期間限定キャラでしたが、初期は等身も低いし、モーションも今より地味でした。宝具なんて、正拳突きとか揶揄されてたし。それが2回も修正入って、かなり映えるように。 あれほどガチャが回ったのは、何もイラストやストーリーが良かったからだけではないと思う。プレイヤーに、それなりの見返りがあったからこそ、FGOのガチャは回ってたのだ。その辺りは、本当、FGOの開発陣を賞賛したい。 しかし、『NIKKE』は、そこから一段、越えて来たと思う。ガチャで引いた二次元美少女を、ほぼ、そのまま戦闘で使える。というか、そうなるような戦闘画面として設計されている。これは結構、画期的というか上手い発想だなと思った。
以前も書いたが、『NIKKE』の戦闘システムの基本は立体感のあるインベーダーゲームだと思っている。はっきり言ってしまえば、自機が美少女という殻を被っているに過ぎない。 ただ、その物陰に隠れてリロードし、射撃するという単純動作の繰り返しだからこそ、イラスト通りの二次元美少女が戦っているように演出できるのだろう。もし、これが白兵戦や機動と言った複雑な立ち回りを要求されるゲームだったら、どうしても3DモデルやSDキャラにならざるを得ず、今ほど注目されなかったのではないか。 「思わず、ガチャで引きたくなるような二次元美少女」で、かつ、「その二次元美少女のままに戦えるゲーム」であるのが『NIKKE』の最大の魅力なのだと思う。少なくとも、私にとっては。
だから、変な言い方をすると、多分、設定やストーリーは、寧ろ、そのコンセプトを無理なく活かすための後付けではなかろうかと推測される。 『NIKKE』のストーリーや設定自体は悪くないが、どこかでよく見たような内容ではある。だが、それは本命ではない。そこがウリではない。本作の強みは、まさにその戦闘画面にある。だから、似たような設定の作品は多くとも、ゲームとして『NIKKE』は独自性を保つ事が出来ている。これは強い。 実は、同じような事を思ったのが、『ブルーアーカイブ』だったりする。 半年近く触ってみて思ったけれど、この作品自体は、それほどゲーム性が強いとは思えない。実際、私も、ゲームとして面白いからやっている訳でないと思う。ただ、このゲームは面白いとか、凄いとか、そういうのではない魅力がある。 なんというか、摩擦が少ないのだ、『ブルーアーカイブ』は。 ストレスを全然、感じない。戦闘も三倍速オートだし、周回スキップも当たり前。そして、何かタッチすれば、女の子達が可愛らしい反応を返してくれる。それだけ。ただ、それだけなんだけど、なんか楽しい。なんだろう、このライト感は。デイリーで要求される操作も極めて少なく、非常に継続しやすい作りになっている。 なにより、ゲーム単体で戦っているわけではないのだ、『ブルーアーカイブ』という作品は。
二次元美少女の可愛らしさを最大の武器にして、とにかく、プレイヤーを惹きつけて離さない。高頻度で更新される youtube のショートアニメもそうだし、DLSITEで購入可能な人気キャラのASMRに、先日のエイプリルフール動画や過度なぐらいの詫び石配布も含め、とにかくユーザーへの配慮が行き届いている。
「こういうの嬉しいでしょ?嬉しいよね?」っていうのをバンバン出してくる。なんていうか、それが上手い。 では、ストーリーが雑かというと、そんな事は無い。
シリアスとギャグの切り替えが絶妙な感じで、三国志で言うと、陸遜タイプ。堅実ながら、煽てるのが実に上手い。 おそらく、運営側も、『ブルーアーカイブ』のゲーム自体のパワーが特筆して高いとは考えていないと思う。だからこそ、それ以外、つまり、運営部分でファンを離すまいと頑張っているのだろう。悪くない。なんだかんだファンに好かれやすく、生き残りやすいゲームだと思う。 勿論、だから売れる、ジャブジャブ課金する、とかそういう話はまた別の問題ではある。欲しいキャラがいないなら課金しないし、法外な値段なら、やっぱり課金はしない。それは当たり前の話だと思う。 ただ、何を言いたいかと言うと、沢山の娯楽が有る中で、人がそのゲームを触れ続けるのには、それなりの理由があると思う。 少なくとも、それは、やはりゲーム性と密接につながっていて、ストーリーや世界観、キャラはあくまでその一部分に過ぎないのではないか、と思う今日頃なのでした。 エイプリルフールの話も触れたかったんですが、そちらは後日に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年04月04日 19時30分11秒
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