例えるなら、『不思議の国のマヒト』あるいは『ジブリ・アドベンチャー』。
なんていうか、夏休みの子供時代を思い出す、そんな気持ちになれる映画でした。
変な言い方かもしれませんが、これは宮崎駿監督とスタジオジブリが製作したから成り立ってる作品かもなって。それぐらい、ジブリという色(イメージ?)を感じました。
後、今のご時世、これだけ広告が当たり前の時代だと、逆に広告を打たないのも手だなって。逆張りというか、差別化という意味でも。それに事前情報で「これは好みじゃないな」って斬られる可能性もありますからね。だったら、いっそ何も分からない方が、観に行ってみようかなってなる場合もありますし。勿論、「宮崎駿監督&スタジオジブリ」というネームバリューあってこそですが。それでも、相当の賭けだったとは思いますけど。
あ、ちなみに、私は結構、楽しめた口です。怪異的なシーンはゾクゾク来ましたし、キャラ達の掛け合いも笑えましたし。人によって否定的な意見が出るのも分かる気はしますけど、予想してたよりは全然、面白かったなって。色々、纏まりのないところもあったような気がしますが、それも「君ら、どうせ好き勝手に解釈して、好き勝手に感想、言い合うでしょ」っていう意味だったのかな、と思ったりも。
というか、個人的に、この作品に対して、あまり厳しく言いたくないところがありまして。
それは、やっぱり、宮崎駿監督がまた新作アニメを作ってくれたってところもあるんだけど、そこで描かれてる
「母親が死んで心に傷を負った少年が、異世界で……」っていうのが……その……あの……ね? うん……
私も、元気な頃のわんこと一緒にまた過ごせるって考えたら………
……
…
ぐすん。