極上の刺身に、極上の醤油が交わって最強に見える。
……と言いたいところだけど、醤油がくど過ぎて、ちょっと、私の舌には合わなかった。そんな感じ。
山崎監督の手掛けたラインナップを見た限り、そもそも、醬油の味に定評がある方なんだろうなぁという印象。
世間の絶賛ぶりを見た限り、ああいうメロドラマが好きな方、苦手じゃない方は楽しめるんじゃないかと思います。
ちなみに、劇中で一番好きなキャラは隣のおばちゃんです。そりゃ、恨み言も言いたくなるよ……でも、文句言いながら、ちゃんと主人公達のあれこれに付き合ってくれてるんですよね……いい人過ぎるやろ……
これ、先月末に川崎で見て来たんですが、正直、上の通りだったので、感想書かなくてもいいかな、と思ってました。
ただ、ちょっと面白かったのが、岡田先生の動画で本作品と『シン・ゴジラ』を比較して、
「庵野秀明はダサいんですよ。山崎貴はクサいんですよ(中略)シンジ、エヴァに乗れ。逃げちゃ逃げちゃ駄目だ。これをダサいと思わないとか、あんまり気にしない。逆に良いと思う人が痺れるわけですよね」って言う説明をされてて「あぁ、確かに」って納得しました。確かに、私、そっちに違和感なくて、山崎監督の方にクサいなぁって思うクチだし(苦笑)
まぁ、とはいえ、私自身はマイノリティなんだろうなぁと思う。だって、世間的には「ゴジラー1.0」の方が評価されてるみたいですしね。
そんな訳で、自分の感性がどっち寄りなのか、多数派か少数派かを確かめるために、映画館に足を運んでみるのも一興かと。私は、もうお腹いっぱいですけど……。
とりあえず、見終わった後に、『仁義なき戦い』見たくなりました。あと、『ゼロの焦点』。