カテゴリ:アニメ
正直、最初に2話(荒野横断)を見た時は面白くなるかな、と期待してたんですが……キャラや世界観を好きになる前に、なんか気が付いたら、終わってたね、うん。
1クールでやるには描こうとしているテーマが大き過ぎた気もするし、態々、ガールミーツガールにした割には、そこまで活かされてなかったなぁというか。別に百合(ガールズラブ)をやれって訳じゃなくて、二人の片方(あるいは両方)の性別、逆にしても、普通に成り立った気がするんよね、これ。例えば、『まどマギ』とか『リコリコ』なんかは性別を変えたら色々と成り立たなくなる(性別も含めて意味がある)んですけど、『メタリックルージュ』を振り返っても、普通に成り立っちゃいそうなのが、なんか勿体ないなって。 ……ただ、こういう細かい部分で不満が出るのって、結局のところ、お話的に「面白い」とあんま思えなかった時なんですよね。うーん。 うーん……。 個人的に、この作品で一番印象に残ったのは……あれだ、小倉唯さんのお姉さん系の演技が見れたことだね。
マンハッタンカフェみたいなダウナー系の演技は知ってましたけど、こういうお姉さん系キャラを担当されてるの見たのって、(私は)初めてだったので、お、ってなりました。 他は……ない、かなぁ……(--; 映像も音楽も別段、悪いとは思わなかったんだけど……なんか、こう……うーん。 難しいね、色々と。 同じような「人間と非人間」を扱ったSFで、同じく1クールアニメといえば、近年だと『Vivy -Fluorite Eye's Song-』があって、あっちは歌とか、映像とか、物語とか、色々印象に残ってるんですけどね。 『メタリックルージュ』も別に悪い作品では無かったんですよ。『まどマギ』みたいに毎週ワクワクするとか、そういうのではなかったですけど。とりあえず、続きを観るか、という気持ちにはなれました。 なれましたけど「じゃあ、面白かった?」って言われると……。 なんか、見てる時に漠然と抱いてた予感みたいなものがあって、その予感を超えてこなかったなぁって。バディ物としても、非人間物としても、SF物としても。例えると、ラーメンのお店で、ラーメンが出てきて、ラーメンだったなぁって感じ。 印象に残る作品って、なにかしら「脳を灼かれる」感覚があるんですけど、そういうのが無いまま終わっちゃったなぁって。残念。
それにしても、『メタリックルージュ』は何が不味かったのだろう。 別に、キャラデザも、世界観も、声優さんの演技も悪いとは思わなかった。実際、PV見てた時点では「面白そう」と思わせてくれるぐらいには集客力もあったと思う。 ……ただ、実際に見てみると、毎週、お話に惹きつけられる感じがしなかった。なんていうか、これに尽きる。 確かに、テーマ的に1クールじゃ足りなかった、というのはあるかもしれない。キャラの多さも、1クールで捌くには、ちょっと多過ぎた気がする。 ただ、「じゃあ、2クールあったら面白かったの?」って言うと、なんか、そんな感じもしないというか。 確かに終盤の詰め込み具合(特に最終回はヤバかった)は凄まじかったし、尺さえあれば、もっとのびのびと描けた気もするし、キャラの掘り下げも出来たかもしれない。そうすると、こっちも各キャラ(特にネアン側)に肩入れ出来た……かもしれない。吉野さんが担当されてたピエロキャラは面白かったけどw
でも、結局、1話1話のテンポというか、引き込まれ方がもっと、こう、グッ(?)と来ないと、今一、見てる方も「あぁ、うん……」で終わっちゃうというか……。 うーむ……。 難しい。凄く、難しい。 「変身ヒーロー物なんてダッサ。流行んないだよw」とか「ヒューマノイドSFとかオワコンw」とか、そういう風に安易に片づけたくないのよね、これ。 例えば、同期の『まほあこ』とか『ブレイバーン』にしても演出とか話運び次第で、もっとつまんなくなったと思うし。『まほあこ』なんて結構、ギリギリっていうか、人によっては駄作呼ばわりされてもおかしくないと思う。でも、ところどころの勢いというかパワーは凄かったの。それはある意味で変態性の勝利なんだけど(苦笑)
こっちは変に小綺麗で、まとまったものを作ろうとして、地味に終わっちゃった感じなのよね。しかも、詰め込みで。 でも、なんか、こう……もっとあるやろ、やり方が!?って、なんか、そう言いたくなる作品でしたね。うーん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月14日 23時15分26秒
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