カテゴリ:感想
ここ最近ずっと、「面白いとはなんぞや」ということを延々考えている訳でして。
まず、『ラピュタ』は文句なく面白い。『反逆のルルーシュ』も、『まどマギ』も、『モノノ怪』も。劇場版『ウマ娘』も同様。 で、気づいたんですよ。 これらの作品、決して私、「面白そう」だから観た訳ではない、ということ。 『ラピュタ』と『モノノ怪』はTVでやってたから偶然見ただけ。『反逆のルルーシュ』は後輩の勧めで、『まどマギ』は虚淵さんの脚本だったから。劇場版『ウマ娘』も「面白そうだから」ではなく「ウマ娘だから」観に行った、が正解。CMとか前情報は一切触れずに映画館に行った。 そして……実際に観た結果、どれも面白かった。 これは逆説的に、こうも言えるのではないか。 「面白い」とはつまるところ結果論であって、「面白そう」であるか否かとは一切関係ない、と。 確かに、手に取ってもらうため、足を運んでもらうためには、色々と「面白そう」と思わせる仕掛けは要る。それは認める。 しかし、世の中、あまりに「面白そう」と思わせる(誤認させる)ことに腐心し過ぎちゃいやしないだろうか。 本当に「面白い」作品は、やはり、評価されている。逆に幾ら「面白そう」でも実際には「大して面白くない」作品は、あっという間に評判が広がって廃れてしまっている感は否めない。特に今の時代は、それが顕著だと思う。 そして、実は一番、やってはいけないのが、この「大して面白くない」作品を「面白そう」だと誤認させる広告詐欺紛いのやり方だったりする。何故なら、迂闊に「面白そう」だと思わせてしまうと観る方の期待値(ハードル)が無駄に上がってしまい、「面白くて当然→面白くないのはあり得ない→つまんねえ、クソが!」と反発されてしまいやすいから。広告代もかさむしね。 寧ろ、変に「面白そう」だと期待させず、気楽に見てもらい、結果として「へー、中々、面白いじゃん」と思わせるのが一番、良いのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月19日 12時00分13秒
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