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カテゴリ:おでかけ
2006.10.20
六本木の国立新美術館に、オープンの前の「建築ツアー」で訪れた時の記録です。 ※正面より撮影。 一見 魔女の帽子風 の屋根の下の まあるい曇りガラスのお部屋。これは何のお部屋でしょう? (答えは一番下に。。。♪) 六本木ヒルズの近くにオープンする、国立新美術館。 昨日は、その「建築ツアー」というものに、薫と行きました。 「建築ツアー」とは、 美術館として稼働する前の建物を「建造物」として見学するツアーです。 見学する場所は全て写真撮り放題。 薫がどうしても行きたいからというので申し込んだところ、抽選に当たりました。 (薫はいつでも当たるのです) ツアーでは、こちらにお勤めになる学芸員さんご自身がガイドになり、 まだ空っぽの入れ物でしかないこの建物を案内してくださいます。 最先端の設備や、 オブジェ的な屋上庭園や、審査室のような、 オープンしてからでは決して、立ち入ったり、覗くことさえできないような場所も見学し、 今後の内容や活動についてお話を伺い、とても楽しい1時間でした。 ※地下の荷受け作業室。 となりにあるトラックバースでは直接トラックから作品の搬入が行われます。 床は弾力のあるツルツルの床。角にはラバー。ここは作品最優先の場所です。 ※写真は、3Fにある「屋上庭園」。 オープン後は、ガラス越しに見るだけで、今回のように入ることはできません。 黒川紀章さん設計のこの美術館は、 外観は、前面を覆うガラスカーテンウォールが波のようにうねる美しい曲線。 おもての緑がガラス越しにこちらにとけ込んできて、とてもきれい。 建物の周囲には木が植えられ、10年後20年後には、 いつも人々が訪れ、芸術文化のサロン的な、 周囲の森と共生する美術館になっているだろうなと思うと、 夢がふくらみます。 ガラス、木、光、影の織りなすやわらかな空間はお見事でした! これだけのガラスウォールですから、 近代建築の粋を集めて設計されているのでしょうが、 建物に入ると、非常に日本的な、あくまでも、和の心が息づいているのには 感銘を受けました。 ※3F講堂前の廊下。床も壁も木です。 左ガラス外が屋上庭園。 右にコーンに乗ったレストランへの通路があります。 ※床にはなんと!空調が仕込まれています。上に立つと優しい涼風や温風が・・・♪ これは開けてみたところ。。 国立新美術館は、英語名はTHE NATIONAL ART CENTER,TOKYO。 名は体を表す、その通りで、 こちらは私たちの既成概念にある「美術館」ではありません。 面白いことに、この美術館は、独自のコレクションは持ちません。 アートライブラリー、行動、研修室、 子供から大人までを対象としたアートセンター、 各所がさまざまな目的のために使えるのは、 まるで、「和室」のよう・・・。 ほら、和室は、同じ空間でありながら、その目的や季節に応じて、 いくつにも変化してみせるしなやかな空間ですよね。 ここもそんなかんじなんです。 今まで私の中にあった「美術館」とは全く違う。 建物というよりも、 情報の集積地、そして発信地。 知や美のエネルギーの集合体として、生きているみたいです。 ※大小のコーンの上には、レストランとカフェが・・・。 こちらは小コーンとその上にあるカフェ。 1Fに広くロビーを取るために、逆円錐形のコーン型を編み出しました。 もちろん、10を超える展覧会が同時並行で開催出来る等、機能性の重視。 日射線・紫外線を100%カットする省エネ設計。 高性能の設備を備えた展示室。高い天井。 国内最大級の展示スペースを生かした、 美術館としても世界でも有数の構造を備えているそうです。 ※2F。展示室2Dです。空っぽだと、気が遠くなるような広さです・・・・ さらに、4つのカフェやレストラン、ミュージアムなどがあり、 それらは無料で誰でも気軽に立ち寄れるそうで、 親しみやすく開かれた美術館を目指しているのだそうです。 ※1Fロビー。大コーン下です。 ※2F。大コーンの上にのっかっているレストラン。22時まで営業。楽しみ・・・♪ 4つの飲食場所は全てヒラマツ系列で、 一番大きなレストランは閉館後の22時まで開いているので、 静かな間接光にけむる夜の美術館の中でお食事なんて・・・・すごく楽しそう。。 あ~絶対やるわ~。 完成後は、地下鉄乃木坂駅に直結する連絡通路もできるそうなので、 お天気の悪い日でも、傘を駅前の傘立てに置き、快適に美術館に向かうことができます。 ※一番上の画像の答です。 なんと・・・・傘立て!!!「おぉ・・・」と納得。。。 とても気持ちの良い空間でしたので、 是非一度、お訪ねになることを、おすすめします。 ※撮影 薫♪ 国立新美術館HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.06 05:33:11
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