天使になれない

2007年04月19日



以前はあんなにいつも通っていたヴィトンですが、最近はもう行きません。
ヴィトンのバッグは買いません。すでに持っているヴィトンのバッグを大切にしています。
ヴィトンで買うとしたら、靴か服ですね。。


入試以来、久しぶりに行って感じましたが、最近、すっごく雰囲気が変わった気がします。
平日はまだしも、休日だと「私、アディダスのウェアを買いに来たんだっけ？」
と思いたくなるほど、カジュアルなお客様も増えました。


もちろん、私自身も含め、カジュアルな客層は多かったですけれども、
猫も杓子もヴィトンヴィトンと言われても、
それでも直営店の中は、まだそれほどではなかった。
それが、いよいよここまで来たか・・・と、目に見えるほどになっていました。


ちょっと前までは、店員さんに「手にとって見てもいいですか？」と尋ねてから手に取るくらいの、
最低限のマナーを守って拝見していましたし、それが普通だったと思います。
（ヴィトンに限らずエルメスでもどこでもそうですけれどもね。。）


個性豊かな超VIPさまなら、そういうのもわかるのですが、
そうではなくてノーマルな普通のお客さまが、
ファミレスか焼き肉屋さんに行く風ファッションで、子どもたちが駆け回ったりしてて、
リラックスしきってシューズコーナーのソファにふんぞり返って
フロアに響き渡るほどの大声で話すほど、
そこまでカジュアルになってしまったのか、と、ちょっと寂しく思いました。


誤解がないといいのですが、萎縮しろとか、よそ行きでかしこまって来い、というほどのことではないのです。


うまく言えないのですが・・
ブランドの持つ伝統と格式に対して、敬意を感じない人が増えているのかな・・・


その場を共有している人たちすべてが気分よく過ごせるよう、気配り　
とまでは言わないまでも、もう少しきちんとしてもいいんじゃないのかな・・
と思える人が、驚くほど多くなったなぁ・・・と思いました。


せっかくヴィトンに来るのなら、それなりの夢やウキウキ感を大切にしたら
もっと楽しいのに・・・。私も全然まだまだですが・・・。


ついこの間まで、私にとってヴィトンて、もっとおしゃれなものだったけれど
今は、もうそうではなくなった、ということですね。。。。
スーパーマーケットか大型書店くらいの場所になったかな？


ごめんなさい。うまくいえないですね。まだ。。。。。
ここまで書いてみてわかったことは、やっぱり私はヴィトンが好きなんですよね。


ヴィトンでは、靴か服くらいしか買わない（＝バッグは買わない）状態になったとはいえ、
ヴィトンを敬愛し、大切にしている人間の一人のつもりです。
お財布もバッグも、手持ちのものはヴィトン、大切に毎日使ってます。


だからこそ、大声で店内を闊歩するお客様はあまりに悲しすぎると思うのでしょう。
ヴィトンだけでなく、長い歴史や　顧客の「想い」を感じ取り、敬意を払うことができる。
それをショップの方も感じ取り、お互いの心の交流がある。。。
そこに　ブランドショップでのお買い物の醍醐味を感じます。


もうちょっと広げると、ウチとソト、自分と他人の区別をつけることが下手になっている・・
ウチでないソトでのあり方が変わってきているように思います・・・
が、これって、古い考えですかね？