コーカサス旅行記#71-世界遺産「リプシマ教会」
旅行時期:2018年10月9日目次はリプシマ教会へ移動。=====ガイド=====リプシマ教会は618年に建てられた世界遺産。リプシマという修道女のお墓の上に建てられた教会で、リプシマに纏わる伝説がある。かつてアルメニアとローマは仲良しでお互いに行き来する関係だった。あるとき、非常に美しい修道女だったリプシマは、ローマ皇帝の目に留まり求婚された。しかし、異教徒とは結婚できないと断り、36人の修道女とともにアルメニアに逃れて布教活動を始めた。すると、アルメニア王のティリダテス3世にも求婚されたが、その王も異教徒だったため断ると、王は怒り、36人の修道女とともにリプシマを石で殴り殺してキリスト教徒の迫害を始めた。その後ティリダテス王は、顔が豚になるという病気にかかってしまった。王の妹(姉説も)が、迫害によりとらわれていたキリスト教布教者のグレゴリウスを助ければ病気が治るという夢を見て、グレゴリウスを助けると王の病気は治った。王はこれをきっかけにキリスト教に改宗し、キリスト教を国教とした。===============つづきを読む »