『カルチェ・ラタン』・佐藤賢一さん
<ドニ・クルパンの回想録>大手船舶会社の次男ドニ・クルパンは、童貞だった。宗教的な気持ちから売春宿でも逃げ出し・・・とは、言い訳で臆病だった。その家庭教師だった、ミシェルは学僧でパリ大学神学部きっての俊才。学僧という身なのに女にことかかない。カソリックとプロテスタントに別れたり、イエズス会などが出てるく時代。(でも、私には この辺の違いがチットも解かりませんが・・)ある学寮では、まるで乱交パーティーが・・・・その学監(一番偉い人)は、自分が神になったつもりで居る。「人間の本質は、こういうものだ。」とでも、いうように乱交パーティーを見て楽しいで居る。ドニ・クルパンとミシェルは、この学寮にのり込んでいく。宗教的なことが解からない私には、ちょっと読みづらかったかな。でも、ドニ・クルパンをひょうきんに描いてて柔らかく仕上げてた気がする。