北タイの国から（北タイの家族）

タイ人は心霊ネタや占いが結構好きだ。
大半がお化け（ピー）の存在を信じているようである。

会社を設立した90年当時の話だが、
従業員の中で体調が悪い子がいて
その子は医者には行かず
呪い師の所に行って泥水を飲んでいたということがあった。
何かが憑依し男の声を発する女性従業員も見たことがある。
最近はさすがに具合が悪くなっても呪い師には行かず、
医者に行くようになった。

タイの占いで驚いたのは、
友人に紹介してもらったミャンマー人の手相占い師だ。
総統閣下（家内）と結婚する前にこの占い師に会いに行ったのだが、
私が先週日本に行ってきたことをずばり当てたり、
私自身も知らなかった身内のことを言い当てた。

もうひとつ驚いたのは、
これも友人と一緒に行ったあるお寺のコックリさん占いだ。
鉛筆ではなくお皿を使う”ピートエキャオ”という方式。
最初、心霊”ピー”を召還する際、なかなか来てくれず
総統閣下（家内）がクリスチャンということが影響していると思い、
メンバーから総統閣下（家内）を外した。
それでもなかなか来てくれず、
私が首に付けている十字架が要因か？と思い
十字架を外した。
すると「ガチャン！！」という大きな音とともに
訪れてくれた。
今でも思い出すと鳥肌が立ってくるが、
かなり重量のあるお皿がテーブルの下から
這い上がっていくのを見たときはさすがに驚いた。

風水もタイ人には馴染みの深い占いだ。
特に家屋の建築に関しては必ずと言って良いほど
風水を参考にしている。
一番良く見かける例は、「T字路の突き当たり」を避ける事例だ。
T字路の突き当たりの土地はタイ人が嫌って殆ど売れない。
又、T字路の突き当たりに住んでいる人の殆どが
正面に鬼鏡を付けている。

タイ精神世界ネタは他にも色々あるので、
また追ってご紹介していきたい。

*写真は総統閣下（家内）とジェームスボンドの2ショット。
（ロンドンマダムタッソーミュージアム）


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