北タイの国から（北タイの家族）

会社のタイ人スタッフより
チェンマイ空港近くに
新しいシーフードレストランが出来たという情報が入った。

予約しないと座る所が無いほど
人気らしい。
真偽を確かめるべく
総統閣下の出動命令が発令され
早速出かけることにした。

店の名前は「チャオ　ファー（青い民）」
すなわち”魚民”ならず
『あおたみ』である。
空軍基地ウイング４１の直営店だ。

メニューを開いた。
「プーオブウンセン（カニ春雨煮込み）」が目に入った。

　総統閣下：「カニやエビ、貝がたくさん入っていて
　　　　　　　美味しそうね！オホホホホホホー」

その他、スープや魚料理、イカなど
無難なメニューを適当に選び
ご馳走がテーブルに届くのを楽しみに待った。

一番最初に頼んだ「「プーオブウンセン（カニ春雨煮込み）」が到着。
が、外観に何か違和感を感じる。。。
カニのハサミが片方しかない！！！

カニ料理にとって
ツメハサミはメインのパーツである。
ネタの乗っていない
握り鮨に匹敵する。

早速総統閣下が従業員に異議申し立てを始めた！！

　　総統閣下：「よう、兄ちゃん。
　　　　　　　　なんでカニのハサミが片方しかあらへんのや？」


　　従業員：「申し訳ございません。
　　　　　　　現在海がしけて荒れておりまして
　　　　　　　海産物が非常に入りにくくなっておりま。。。」

　　　総統閣下：「ほんなら何か、
　　　　　　　　　海が荒れるとカニのハサミも片っぽ取れるんかい？
　　　　　　　　　ハサミあってのカニやないけえ。
　　　　　　　　　よっしゃここは穏便に済ましたる。
　　　　　　　　　ハサミの価値観が全体の8割として
　　　　　　　　　その半分が損失と計算。
　　　　　　　　　従って4割引きの勉強や。
　　　　　　　　　どうや、理にかなっとるやろ！！」

　　　　従業員：「お、奥さん、私の判断では対処できかねま。。」

　　　　　総統閣下：「何ぶつぶつ言うとんじゃ！このボケー！！
　　　　　　　　　　　ワレは判断せんでええねん。
　　　　　　　　　　　ワシが判断するんや！わかったか！！」



息子とKazakは
事の成り行きをおとなしく静観しながら
春雨をすすっていた。。。

タイ南部のローカル海鮮食堂のような雰囲気で
値段も手ごろな良い店でした。
是非お試しください。

男子トイレのネオンです。

　　　　　　　　　　　

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