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   風になって・・・・

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2011年06月25日
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今日、四十九日の法要をしました。

悲しい事には変わりありませんが、
葬儀当時よりは、覚悟が決まったと言うか、
私が笑顔でなければ、
チビに負担がかかる。。。と実感したので、
冷静に執り行う事が出来ました。


下記は、下書きに入れていたものです。

遺影の前に置いてある、
貴方の携帯電話と、入院中に使っていた小銭入れ。

見れば辛くなるのに、
1ヶ月経っても退かす事は出来ません。

昔から電話魔で、入院してもそれは変わらず、
毎日、何度もしつこい位かかって来ていました。

それが段々少なくなり、
やがて掛かって来なくなった。

でもある朝病院に行った時、
枕の下に挟んである携帯電話を見つけてから、
私から掛けるように。。。。

何度か出てくれたり折り返しもあったけど、
掛けても出なくなって、

やがて、


携帯電話の存在を忘れたかのようになった。

1日足りとも、
携帯電話が無いと駄目だった主人が・・・です。

誰にも掛けず、
誰からの電話にも出ないなんて、
あの時に、もう主人は主人で無くなっていたのかも知れません。


主人は、ただただ家に帰りたくて帰りたくて、
そればかり思っていたのかも知れません。

もう一度家で、
家族皆で過ごしたくて仕方の無かった主人は、

私が帰った後、夜になってから何度も、
少しでも家に帰れないか?と看護婦さんに尋ねていたようです。

先生に電話して聞いてくれ!と頼んでいたようです。

先生が許可してくれたらいつでも帰れるようにって、
小銭入れをパジャマのポケットや、
枕の下に入れていました。


意識が混濁して、ジュースを撒き散らし裸で床に寝てた朝も、
主人は小銭入れを握りしめていて、

ジュースを買いに行こうと思ったの?
と聞いたら、

タクシーで帰るって言ってるのに、
先生に電話して聞かないと許可出来ないから、って言うから、
財布を持って待ってた。

と、小さな少年の様な目で私をみつめて言いました。


多分。。。その時から私、
認めたく無い、
信じたく無い、
そんな事になるはずがない、
と真実から目を背けていたのだと思います。

一喜一憂しながらも、主人の容態は悪化するばかりなのに・・・
現実から逃げてしまっていたんです。

その事が悔やまれます。

逃げなくても、
主人の寿命は変わらなかったかも知れないけど、

小言を言わずに、
飲みたい物を飲ませてあげれば良かった。

あの状態で家に連れ帰るのは無理だと言われても、
1日でも、
少しの時間でも、連れて帰れば良かった。

痛い、外して!と訴えていた尿管を外してあげれば良かった。
何度思い返しても、その事が悔やめてなりません。

二つの品を見る度に、
その時の主人がどんな気持ちだったかが思い出され、

胸が締め付けられ、
辛くて悲しくて、
悲しさのあまり死んでしまうんじゃ無いかと思う位悲しい。

一番辛かったのは主人なのに、
自分の辛さだけでいっぱいになり、

真実を見つめて、
主人の気持ちを分かってあげられなかった事が、
望む通りにしてあげなかった事が、
悔やまれます。

何故もっと強くなれなかったのか、
自分のひ弱な情けない気持ちに、腹が立ちます。

帰りたかったのに、あんなに帰りたかったのに・・・・
ごめんなさい。
後悔してもしきれません。

多分、
どれだけ慰められても、この気持ちは一生消えません。

でもそんな状態の主人の口から出る言葉は、
家族の心配ばかりで、

主人の家族を思う気持ちを考えると、
泣いてばかりいては駄目だと思っています、分かっています。

今の私は、悲しくて辛くて不安ばかりだけど、
そんな頼りない私に全てを託して旅立たなきゃいけなかった主人は、
どれ程不安で心残りだったか。


平成11年7月に肝硬変と診断されてから、
12年もの間、
辛く苦しかったと思うのに、病気と戦って頑張ってくれました。

当初は、病気を受け入れられず無茶もしました。
肝ガンを恐れ、色々な民間療法も試したり、
変な宗教にも入ったりしました。

でも義姉の旦那さんが、同じ病気で同じ薬を飲んでいて、
肝ガンで亡くなってから、全ての薬を止めました。

ガン家系なのに、幸なことに主人はガンにはなりませんでした。
ただ、食道に出来た静脈瘤から度々出血して、
何度か生死をさ迷う大出血を起こしました。

そんな事を何度も乗り越えて来てるから、

だから、またそんなこと言ってても、
今までのように、
回復してくれるのでは無いかと、思っていました。


夢枕にも立ってくれず、
夢にも出て来てはくれない主人は、
何処で何をしてるんだろう。

姉さんも、主人が夢に出て来ない、
って寂しがっていました。

死んでも、いつも側にいるから、
目の前に俺の姿が現れても怖がるなよ~
って言ってたのに、気配すら感じません。








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最終更新日  2011年06月27日 00時14分13秒
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