カテゴリ:競馬の話
「すごい!・・・・・・・・すごい!」
アナウンサーはただただ絶句して、ようやく振り絞った言葉がこれであった。 天皇賞(秋)、ゴール板を先頭で駆け抜けたのは2頭の最強牝馬であった。 内と外、間が空いていてその着差が見た目ではまったくわからない。 ターフビジョンではゴールシーンが何度も何度も繰り返され、その度に場内から 歓声が沸き起こった。 ウオッカとダイワスカーレット。 同い年のライバルはこれまでも幾度も直接戦ってきた。 そして今回、おそらく古馬最高の舞台に2頭が無事に顔をあわせ、 なおかつそこに今年のダービー馬ディープスカイが参戦したことで、 秋天はいやがうえにも盛り上がっていた。 そして迎えた結論がこの2頭の同時にしか見えないゴールである。 掲示板には長い間「写真」の文字が点灯していた。 その間を全ての人が息を飲んで見つめていた。 騎乗していたアンカツさんやユタカさんも恐らくそうだったであろう。 長い長い時間が流れた。 同着なのかと思った瞬間、掲示板にともった1着の馬番は14。 ウオッカがハナ差ダイワスカーレットを差し切っていたのだった。 久しぶりに腰の抜けるようなレースを見た。 いや、本当にしばらく私はTVの前から動くことができなかった。 レコード勝ちしたウオッカは強い。 それにたった数センチ及ばなかっただけのダイワスカーレットも強い。 お姉さん達にちょっと及ばなかったけどまだ3歳のディープスカイも強い。 すばらしい! こんなにいいレースになるなんて思わなかった。 感想はただ一言。「何も言えねぇ!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月03日 02時55分29秒
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