室蘭港の夜景 |
| 港内を取り巻く工場群や白鳥大橋などの灯りが水面に映えて美しく輝き、見る場所によってさまざまな表情を見せてくれます。
夜景の詳細は、こちら。 |
測量山の展望 |
| 測量山は標高199.6メートルと、あまり高い山ではありませんが、明治5年、札幌本道をつくるとき、陸地測量道路建築長の米国人ワーフィールドが、この山に登り、道路計画などの見当をつけたことから「見当山」と呼ばれていたのを後に「測量山」と改めました。
測量山を含む周辺一帯は、”測量山緑地”として市民に親しまれ、また、野鳥の宝庫としても知られています。面積は119.5ヘクタールあり、緑地内には植物が約500種、動物は野鳥類のほか、昆虫類が豊富で青少年の自然観察の場となっています。 |
黒百合咲く大黒島 |
| 絵鞆岬から海上約1キロメートル、室蘭港の入口に浮かぶ周囲約700メートルの小さな島です。天保9年(1838年)から7年間、この地域の場所請負人をしていた岡田半兵衛が、安全祈願のため島内に大黒天を祭ったことから「大黒島」と呼ばれました。
また、英国船プロビデンス号の水兵ハンス・オルソンが葬られたころから、島には黒百合が咲き始めたという伝説もあります。昭和45年制定の「室蘭八景」で”黒百合咲く大黒島”というキャッチフレーズが付いたことからも、昔は黒百合が多かったようです。 |
絵鞆岬の景観 |
| 絵鞆半島の突端にあるこの岬は、噴火湾を中心として昭和新山や有珠山、羊蹄山などが眺望できる代表的な景観地として室蘭八景の一つになっています。
また、絵鞆の地名は語源「エンルム」(岬)から転化したものです。 |
金屏風・銀屏風の断崖絶壁 |
| 金屏風
地球岬とトッカリショの間にあるこの一帯は、約100メートルの直立した崖面が連なり、赤褐色を帯びた崖面に、朝日が映えるとあたかも金の屏風を立て連ねたように見えることからこの名で呼ばれるようになりました。
銀屏風と併せて室蘭八景の一つとなっています。 |
| 銀屏風
アイヌ語でチヌイェピラ(彫刻のある崖)といわれており、ハルカラモイと恵比須島の間の崖面一帯をいい、この崖に夕日が映えて銀色に輝くところからこの名で呼ばれるようになりました。
トッカリショ側にある金屏風と一対で室蘭八景の一つになっています。
(注)写真は、外海遊覧で撮影したものです。 |
マスイチ浜の外海展望 |
| 語源は「マスイ・チセ」(ウミネコの家)といい、ウミネコの巣が多かったことからこのような名がついています。付近にはローソク岩や仲よく並んだカモメ岩、通称「象岩」と呼ばれる象が寝そべった形そっくりの岩があり、また、噴火湾を隔てた駒ケ岳などの眺望はパノラマを見るようで、室蘭八景の一つになっています。
昭和34年には、この浜から大規模な遺跡が発見され、先住民たちがこの入江を舞台におおらかな狩猟生活を送っていたことがうかがわれます。 |
地球岬の絶景 |
| 語源の「ポロ・チケップ」(親である断崖)が、チケウエ→チキウ→チキュウと転化し地球岬という当て字が使われたといわれています。
昭和60年の「北海道の自然100選」(朝日新聞)、昭和61年の「あなたが選ぶ北海道景勝地」(北海道郵政局)でそれぞれ第1位になり、室蘭の観光の拠点にふさわしい雄大な名前を残してくれた先人に感謝せずにはいられません。100メートル前後の断崖絶壁が連なり、快晴の日には遠く恵山岬や下北半島も眺望できる国内でも有数の景勝地です。 |
トッカリショの奇勝 |
| 語源は「トカル・イショ」(アザラシの岩)で金屏風とイタンキ浜の間にあります。
緑のベルトと奇岩で綾なす絶壁の荒々しい景観、イタンキ浜を左手に見ての海原の静寂さが奇妙な対照をつくり、本市を代表する景勝地として室蘭八景の一つに選ばれています。
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