マダケ属 Phyllostachys
高さ3m以上の大型種が多い。
地下茎が横走りし主に枝が各節2本ずつ出る。
マダケ 【真竹】 (P. bambusoides)
オトコダケ モウソウチクに次ぐ大きさ。
竹細工や祭り事に使う竹。
稈や葉は緑色。竹の皮に黒い斑点がある。
別名、苦竹(にがたけ)
タイワンマダケ 台湾苦竹
モウソウチク 孟宗竹
ハチク 淡竹
ホテイチク 布袋竹
ヒメハチク 姫淡竹
オウソウチク 黄槽竹 | |
シホウチク属 Tetragonocalamus
稈が四角。下部の節から刺が出る。秋に筍を出し、食用になる。
シホウチク 【四方竹】 (T. quadrangularis)
カクダケ、シカクダケ、ホウチク 稈が四角 筍は秋出る。
シセンホウチク 四川方竹 | |
ホウライチク属 Bambusa
地下茎が横走りせず、株立ち型になる熱帯性のタケ。
ホウライチク 【蓬莱竹】 (B. glaucescens)
キンチク 日本の暖地で育つ熱帯性種 節間が長く、ケーナなど笛用材になる。
セイヒチク 青皮竹
ダイフクチク 大福竹
キンシチク 金糸竹 | |
カンチク属 Chimonobambusa
日本、中国原産の笹。竹の皮に虎肌状の黒褐色の斑点がある。観賞用にも栽培される。
カンチク 【寒竹】 (C. marmorea)
筍は秋出る 釣竿などに利用。
キンブツサンホウチク 金佛山方竹 | |
ヤダケ属 Pseudosasa
稈は硬く、真直ぐで、節が低いことから利用価値が高い。
ヤダケ 【矢竹】 (P. japonica)
ヤジノ 矢や釣竿として古くから利用される。
ホウタクセンチク 包・箭竹 | |
メダケ属 Pleioblastus
シノダケ・シノ・コマイダケなど全国的に方言がある。
篠笛や釣竿としても利用される。
メダケ 【女竹】 (P. simonii)
オンナダケ カワタケ コマイダケ 方言多数。
オキナダケ 翁竹
アズマネザサ 東根笹
オロシマチク 於呂島竹
チゴザサ 稚児笹
タイミンチク 大明竹
カンザンチク 寒山竹
リュウキュウチク 琉球竹
シブヤザサ 渋谷笹
カムロザサ 禿笹
キシマネザサ 黄縞根笹 | |
クマザサ属 Sasa
葉が大きく厚いものが多く、冬に隈どるものが多い。
ほとんどの種が「クマザサ」と呼称されている。
クマザサ 【隈笹】 (S. veitchii)
チュウゴクザサより隈取りがきれい。
ゴテンバザサ 御殿場笹
スズダケ 篶竹
ネマガリダケ 根曲竹 | |
アズマザサ属 Sasaella
クマザサ属とメダケ属の属間雑。
主にアズマザサ節とハコネメダケ節に分かれる。
アズマザサ 【東笹】 (S. ramosa)
主に太平洋側に分布。葉裏に微毛。
シイヤザサ 椎谷笹
ヒメシノ 姫篠
ゲンケイチク 巌敬竹 | |