聖と俗と。
聖と俗と著者 フェイ・ケラーマン訳 高橋恭美子東京創元社1993年12月17日 初版こちらはシリーズだそうですが、私はこれから読みました。ロサンゼルスのデッカー刑事は、恋人のこどもたちとピクニックをしていた際に、たまたま白骨自体を見つけてしまう。しかも2体。身元がわかるにつれ、少女2人だということ、そしてその2人はかけ離れた環境で育ち、接点もわからない。デッカーの推理が冴える。そして、ユダヤ教神学院の教授、リナとの恋の行方もわからない。読んでいて「そういうこと、わかる!」と思えるやり取りも多し。犯罪は綺麗に解決されたけど、リナとのこれからが、また楽しみ。デッカーが、優秀でありかつ人間的で、すごくいい。