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カテゴリ:共感!
私は大学時代からラグビーが大好きでした
母校は在学中に3回も大学日本一になるほどの強豪校 ゼミの同期もレギュラーで出場していたこともあって、毎週のように 応援に行っていました しかし、社会人との日本選手権になるとまったく歯が立たない・・・ 悔しい思いをしていました その時の社会人最強チーム神戸製鋼の当時キャプテン、現在はゼネラルマネージャーの 平尾誠二さん 今回、代理店向け経営セミナーの講師としてお招きしました 練習がお休みということで実現したこの講演、タイトルは 「チームメイキングにおけるマネジメントとコーチング」 日本的思考ではもう勝てない等の著書にもあるように、現代のスポーツコーチングの あり方について経験をもとにお話いただきました 彼はご存知の通り「スクールウォーズ」の題材になった伏見工業高校で 高校日本一になっています 有名な泣き虫先生こと山口良治監督のもとでの教えは(25年前のコーチング) 「突き放し手法」 だったそうです 生徒の「なにくそ!」という気持ちを利用して徹底的に突き放す できない選手に「おまえなんかやめてしまえ!」と練習に入れさせない 本人にやりたくてやりたくてしょうがなくさせておいて、最後のチャンスを与える 「これでできなかったらやめろ」 とみんなの前でタックルを決めさせる そして褒める 「人間本気になってできないことはないんや」 これは周囲にも影響を与えるし、なにより本人にとっては大感激なこと 平尾さんはこう言います 「できるレベルは人それぞれだが、達成した喜びのレベルは同じなんです」 こうした手法は基本としてコーチと選手の間に「厳しさ」と「温かさ」を 介した強い信頼関係があるがゆえに効果があるとされます しかし、現代ではこうした厳しさを受け止めるだけの 人間関係 や バネ(なにくそという「はね返り」) がない・・・つまり「おまえなんかやめてまえ!」と言うと 本当にやめてしまう(笑) 現代のコーチングは平尾さん曰く 「手繰り寄せ手法」 だそうです つまり、自信を喪失しないように励ましながら、できることに集中させて それを褒める 例えば、タックルのできない選手には 「最初はみんなできないから大丈夫」と安心させておいて、 その選手に耳打ちをする(秘策を与える、ふりをする→この特別扱いが効果的だそう) たいしたアドバイスではないが、ワンポイントに絞ってそれだけやるように言うそうです そして尋ねる「できるか?」たいてい「それならできます」と返ってくる それで上手くいったら褒める・・・ これも本人としては感動なのです できなかったことができたのですから あと最近の若者の傾向として、方向転換をあっさりしてしまうことを挙げていました たいていが 「自分に向いていない」 「思ったいたのと違った」 を理由にして、たいていが「向いているものを探します」と 「自分探しの旅(笑)」に出るのだそうです そして永遠に帰って来ない、、(爆笑) 確かにキャリアでもそうですね 何かをトコトンやり尽くすというよりは 「向いてない」 の一言でキャリアチェンジに走ることが多くなっている 環境がそうしやすく、そうすることが是とされていることもありますが、 こうした人材たちとどう組織としてチームとして創り上げてゆくか? ひとつの課題を与えられた気がしました 平尾さんは相変わらずダンディーな雰囲気の紳士でした(関西弁丸出しでしたが) 44歳って、、歳あまり変わらなかったんですね(そりゃそうか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.29 19:34:39
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