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カテゴリ:マネージャー奮闘記
「危機感の醸成」
私が今のチームに刺激を与えるために使った手法であることは以前お話しました。 先日のマネージャーミーティングで新しいプロジェクトを進める上でのプロセスを 説明するセッションがありました。 その中でプロジェクトマネージャーが、まず最初のフェーズにこの 「危機感の醸成」 をもってきたんですね・・・ そしたら他のマネージャーから早速意見が、、 「現在の厳しい状況は誰もが分かっている。厳しい厳しいが最初ではやる気がおきない」 「その向こうに何があるのか?を最初に明確に示すべきではないか?」 「表現がよくない・・」 等々、厳しい意見が相次ぎました。 一方プロジェクトチーム側は 「本当に理解しているのか?」 「現場が愚痴っているだけではないか?」 「こうなりますと言うお題目だけでは誰も動かない」 「今置かれて状況を正しく理解して、このプロジェクトの意義と使命をみんなが共有できることが大切ではないのか?」 との反論・・・ どちらも正しいと私は思いました 私が危機感を煽ったのは、組織の「発散と収束」の原理を使いたかったからです 同様に今回は現状の厳しさを伝えるべきで、 ただ、そこからいきなり「だからこうしろ」ではなくて、 「考えさせるプロセス」 が必要なのです みんな状況は理解している そこから「どうすべきか?」を一緒に考えるプロセスを経れば、 「一体感」や「責任感」「使命感」は生まれるのです その後、社内コミュニケーションを様々な形で数多く重ねることを確認しました 私は自らの経験から、プロジェクトマネジメントは いかに「巻き込む」か が重要だということを肌で感じています トップダウンではなく、一方でシナリオはしっかり持つ そんなリードが必要なんですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.03 09:10:11
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