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2011.01.10
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カテゴリ:こいちごへ
娘が病気になって、そして天使になって、今に至るまで
家族だけでなく、沢山の人に支えてもらいました。

リアルでも、ネットでも。

今思い返せば、そんな頃もあったな、なんて苦笑しちゃうような
ちょっとこっぱずかしくなっちゃうような出来事もあったりね。

当時は自分を全く客観的に見れなくて(まぁ当たり前だけど)
哀しみと憎しみの渦の中で、日々を生きていた。

病気に対しても、なぜ自分の子が天国に帰る事を神様に指名されたのか
何故うちの子じゃいけなかったのか?
そんな理不尽な理由で我が子を奪われた事、

夫にすら分かってもらえない哀しみ、怒りを誰かに受け止めてもらいたくて
何かのせいにしたくて、自分も含めた誰かのせいにしたくて、

言葉だけでなく、体中から毒を吐き出し続けながら生きていたような気がする。


我が子を亡くすなんて、母親としてこれ以上も無い苦しみ。
こんなに辛い思いを、私がしてるのに、テレビの向こうで馬鹿なことをしてるのが許せなかった。
4人家族で手を繋いで歩いている家族を見ると、胸が苦しくて
本当なら自分も、今、そうしているはずなのに!なぜそうじゃないの?

妬みと、悲しみでおかしくなりそうだった。


当初は周りの人の慰めの言葉も、逆に刺激になって私を苦しめたこともあった。

「頑張って」「なんだ、元気そうじゃん」
「こいちごちゃんは天国で元気にしてるよ」
「お母さんが笑ってないと、こいちごちゃんが悲しむよ」
「時が薬になるよ。時間がたてば楽になるから」

分かったような事、言わないで!!心の中で泣きながら、返事をしてた。

誰も、この苦しみや悲しみは分からないくせに。
そう思って心を閉じてた。


でも、そんな人ばかりじゃないって気付けたのは、大分たってから。
私は娘が会わせてくれた色んなご縁のお陰で、いろんなサポートを受けることが出来て
やっと今ここまで来れた。


こんな風になるまで、何も無かったわけじゃない。
今だって、突然エアポケットに落っこちて、悲しくて涙が溢れる。

パニックになって、気がついたら手が血だらけだった事もある。
一日中起き上がれないことも、未だにあるし、
入眠剤を飲まないと、朝まで眠れない事もあった。
精神科の待合室で、過呼吸を起こしたこともあったっけ。

こんな振り返る作業も、涙と戦いながらキー叩いてる。

でも、やっとここまできて、もう後戻りするわけにはいかないっていう気持ちもある。

だって、本当に辛かったから。

生きてる事が辛くて、普通に過ごしてる事が気持ち悪くて、
こいちごが目の前からいなくなったのに、お腹も減る自分が許せなくて。

何度も何度も、気が狂ってしまった方がどんなに楽かって思いながら生きてた。

時間がたつにつれて、薄れてくる思いもあるけど
逆に違う悲しみや寂しさが濃くなってくる。

だから、あんな頃の自分に今戻っても、耐えられる自信もないし
逃げられるものなら、逃げ続けたい。

受け止めなきゃ行けないんだって、無理に受け止めようとしてたけど
逃げてもいいんだって気付けたら、逆に受け入れられたような気もするし。

だったら、逃げ切れるモンなら、逃げ切ってやろうかと。

こうやって笑ってる事だって、自分を守るために獲た防御術。
無理にでも笑って、強制的に前を向けてやれば、
意外と前に進んで行けるって分かったから。

だから、ブログにもなるべく無理して明るいこと書くようにしてる。
まぁこうやって、時には毒を吐くけど^^;


私が2年半通ってた専門医の先生は
「過去の自分と今の自分を比べられるようになったのは
 前に進んだ証拠だよ」と仰ってた。


そんな時、出会ったのがミスチルのHANABIって曲。

我が子を喪うなんて母親にとって何よりも耐え難い苦しみ、
助けて上げられなかった罪悪感。
私はなんて不幸なんだろう、こんなに辛い思い、誰にも分かるはずが無い

そう思い込んでた自分にとっては、目からウロコだった。

『誰もが問題を抱えてる だけど素敵な明日を願ってる』byミスチル

そうだよ、私だけじゃないんだ。
子どもを亡くす事は、本当に辛く悲しい事だけど、
あそこで今笑ってる人だって、私には分からない辛い思いをしてるかもしれない。

そして、私も笑って未来を生きていいんだよね。
ってそんな風に気付かせてくれた曲。

そしたら、自責の思いとかが凄く軽くなって、
人(幸せそうな家族)と自分を比べる事(ねたましく思うこと)の無意味さに
気付けたように思う。


当初はそんな風に思えなかったと思う、
きっと時が流れて、その間に沢山の人の温かさに触れさせてもらえて
そして、こいちごと父が見守ってくれて、ここまで来れたんだろうな。

体験しなくてもいい体験、
知らなくてもいい知識、いっぱいあるけど
その分、出会えなかった人、知らなかった人の優しさ、それも知った。

ここを含めネットもね、回線を通じて十分温かさを貰いました。

引き篭もって、誰にも会いたくなくても
パソコンの向こうに、哀しみの同じ思いを共有できたり、本当に支えだった。

同じ体験をしてなくても、寄り添おうと心を尽くしてくれた人も知ってる。
ありがとう、感謝してます。


正直言うと、もちろん不愉快な思いをすることだってあるけど
ネットのいいところは、そんなときは切ればいいだけ。

リアルじゃないんだからさ、相手を自分に合わせようとするんじゃなくて
自分がその水に合わなければ、自分が出て行けばいいだけなのにね。
ブックマークから消せばいいだけ。
不愉快なら、訪れなきゃいい。

現代の日本では子どもを亡くす事、凄く凄く特殊な事で
自分は特別に不幸って思ってたけど・・・。
やっとそうじゃないって、思えるようになったかな。

たった5年間と28日だったけどこいちごのママになれて、良かったもん。
ママを選んでくれたこと、ありがとう、こいちご。
ママは、幸せ者だよ。

こいちごは、頑張る事ばっかりだったけど
幸せだったかなぁ。


あれ? 

着地点が、ずれてきたよ(笑)



ところで、夫がモバゲーにはまってる。
大人のモバゲー、ウケルヾ(≧▽≦)ノ イヒヒヒー♪






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最終更新日  2011.01.10 14:42:47
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