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リヨンではパリに比べるとアールヌーボーだらけ!という界隈は少ないので ちょっと私としては寂しいのです 先日の日記で少しご紹介はしていますが、あとはリュミエール美術館くらいかな・・・ と思ってたらリヨンにもよく来られるバルミンさんからいい情報が 『Brotteaux ブロトウ』というところで堪能できますよということで 早速pepe犬さんに場所を教えてもらって撮影に行ってきました(笑) そしたら・・・なんと、そこは夫が私を乗せて何回か通過した通りだったのです。 そういえば、ちょっと気になる建物が~~と思ってもあっという間に通り過ぎちゃうので 方向音痴の私としてはここだと思ってなかった(汗) そう、夫はアールヌーボーに全然、まったく、これっぽっちも興味がないのです~~ だから説明もないし、『あれ!ちょい待って!ここは何、何~!スピード落として~』 という私の叫びにも反応なしだったな。 ま、いつも混雑してるからそういうわけにもいかなかったのでしょうが・・・ とにかく都会が嫌いな奴ですから、こういった近代都市文化を象徴するものは夫にとってはNG 田舎のふる~い、それこそこの間のペルージュみたいなほうが好みのようです。 ま、それはそれで私も好きなんだけど・・・ でもでも約10年前に私がフランスに再びはまったのは まさしく19世紀末の芸術の嵐が私の魂をはげしく揺さぶったからでして・・・ けれど、この美に関する好みというのは不思議ですね たとえば夫の家族は皆、当たり前ですが彫りの深いヨーロッパ顔。 皆綺麗で、平面顔、典型的モンゴロイド顔の私としては肩身が狭い でも夫はなぜか私のこんな顔を気に入ってくれてまして 寂しげな憂いがあって『美しい~~』っていつも言ってくれるんです なんや、それを言いたかったのか!って怒らないでね(笑) で、気持ちよく毎日を過ごせるわけなんですが・・・ たまにテレビなんかで中央アジア特集なんか見てて ほんまに地味な平面顔の子供たちが映ると 『うわ~~可愛い子供たち!!この細い目が何ともいえんな~』 と絶賛する夫・・・横で見ていて 『なるほど・・・彼の目にはこのなかに美を発見してるのか・・・私もこの範疇ね・・・』 と微妙な気分になるのです そして私は夫のくっきりした二重まぶたと長いまつげが大好きなのですが 『あら~ん、ほんとにあなたのまつげって長くてぼうぼうで素敵ね~』 なんてめでると 『君こそ、可愛いな~、ほんまにまつげ短くて少ないね~、ラブラブ』 思わず 『ほっといてくれぇ~~、ひと言多いじゃん~、可愛いだけでええよ』 とぼやきたくなるのです。 ま、なにはともあれこんな美的感覚、趣味をもった人にめぐり合えたのは 奇跡というか、天の恵みだったと感謝しなあきませんな。 世の中にはいろんな好みの人間がいるもんだ ところで今、10月に過ごすバカンスをあれやこれやと計画を練ってるのですが 大幅に私が譲歩してフランスの田舎をめぐる旅に決まりそうかな・・・ では今日はブロトウのアールヌーボーをお楽しみください。 このカフェのマスター(こう呼ぶのかな?)はとても気さくで親切な方でした。 こころよく、いっぱい撮らせてくれてありがとう ブログランキングに参加中。 今日もお願いしちゃっていいでしょうか~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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